首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

5月31日(木)対ファイターズ@東京ドーム

ドラ1・ルーキーの鍬原が先発ということで、事前の期待水準は、ワンサイドゲームとなることなく試合を成立させてほしいというものでしたので、
一昨日の試合と同じく2点差で敗れましたが、余り悔しい気分とはなりませんでした。

試合としては、被安打3ながら4失点。巨人はその2倍の6安打を放ちながらも、
散発で2得点のみということで、四死球が相手に7与えておきながら、巨人は2に留まったことも影響したかと思います。

桑原は5回を投げ切って、被安打2、四死球は6、奪三振は7でしたので、
初登板としては十分に良かったかと思います。

打線も久々のスタメンの陽がマルチ安打を放ち、昨夜はさっぱりだった岡本が先制の
フェンス直撃のタイムリーを放ち、
ゲレーロもソロHRを放ちましたので、
それなりに機能してはいたかと思います。

相手のチャンスは実質、3回表の1回切りでしたので、
走者が溜まったところでのレアードの2点2ベースが致命傷となってしまいました。

結果は残念でしたが、吉川光のグダグダ投球で敗戦するよりは、
遥かに清々しい気分です。

来週は楽天戦での登板があるでしょうから、プロ初勝利を期待したいです。

では、また。

5月29日(火)対ファイターズ@東京ドーム

巨人の打者には四球禁止令でも出ているのかと思うほど、
早打ちが目立つ試合でした。

記録を遡ると、本日と日曜の阪神戦が四死球ゼロ。
金曜と土曜の試合が四死球が共に1と、
与える四死球は、先週金曜から順に、1、5、4、2の計12となっているのに、
奪う四死球は4試合合計で僅かに2というのはバランスを欠いているように思います。

特に阪神戦での小野投手や、才木投手はボールも多いのに、
ボールを振って相手を助けているかのように思われます。
ラジオの解説者も吉川尚は見逃せば四球なのに、
ボール球をカットして粘った挙句に、ストライクを見逃し三振して、
選球眼がずれていると指摘していました。
吉川尚に限らず、巨人の打者全体にストライクゾーンがずれているのでしょうか。

本日の試合、山口俊は3ボールまでいく機会が多かったです。
結果的に三振等でゼロに抑えてはいるものの、球数が多くなり、
4回終了時点で、相手投手の球数の2倍程度に達していたかと思います。

守備機会においては、ボールが先行、球数が増える、守備時間が長くなる、野手に疲労が蓄積する、巨人側の観客のストレスが溜まる、とマイナススパイラルが進行する一方で、
攻撃機会においては、巨人の打者も、相手投手に球数を投げさせればよいのに、
早打ちで簡単にアウトになりますので、
相手野手は守備時間が短くなる、相手野手に疲労が蓄積しない、
巨人側の観客は攻撃時間が短く盛り上がれずストレスが溜まる、
相手野手は攻撃に集中できる、失点する、というように
マイナススパイラルの二重螺旋のような試合展開となりました。

この試合放ったHRの数は、相手2本に対して、巨人は3本で数では上回るものの、
相手の2本はいずれも2ラン、こちらの3本はいずれもソロですので、
効果が異なります。
四球で走者を溜めて一発なら効果的ですが、早打ちで出会い頭の一発では
インパクトが弱いです。

巨人側の選手評価のインセンティブの付け方が間違っているのではないでしょうか。
四球もヒットと同様に評価するとか、
投手の評価基準も、奪三振数とかのみではなく、少ない球数でアウトを稼ぐ効率性的な
評価基準を取り入れないと、無駄に守備時間が長くなり、
一方で攻撃時間は短くなり、結果として淡泊な試合運びとなります。

他球場の経過を追いながら観戦しましたが、本日の6試合中、
最も早く試合終了しました。

幸いにして、DeNAを除くセリーグ5球団はいずれも敗れたので、
順位的な影響はほぼありませんでしたが、
もう少し攻撃方法について、ボールに手を出さず、ストライクを振るという
基本に立ち返って粘りのある攻撃を見せてもらいたいと思いました。

監督の選手起用以前の問題として、戦術のレベルで問題があるように思われました。

では、また。

5月26日(土)対タイガース@甲子園球場

前日はナイターでしたが、本日はデーゲーム。
試合終了とともに新大阪駅に向かい帰京しました。
ナイター&デーゲームの組み合わせであると、一泊分で2試合観戦できるので効率的ですが、そのような日程組み合わせは限られているので、今回は天候とも合わせて
上手い具合に運びました。

 

2点先制して逆転されましたが、長野の同点2ランで終盤に追いつくことが出来ました。

しかしながら、新幹線の時間が迫っているため、

延長に入ることなく、決着がついてほしいものだと願っていましたが、思わぬ形で9回裏で決着がつきました。

 


昨日の記事で、アサヒの一社独占、キリンが締め出されたのではと記載しましたが、不正確でした。

 


本日はアルプス席で観戦しましたが、ここだと外野が見えるのですが、キリンも居ました。

正確には内野はアサヒ独占。

外野はキリンもいるというのが正しいようです。

 


まさかの連敗となりましたが、

残り試合も100試合近くありますので、

交流戦の勝ち越しを目指して、

頑張ってもらいたいものです。

 


では、また。

5月25日(金)対タイガース@甲子園球場

8年ぶりで3度目の甲子園球場での巨人戦観戦。過去2回はいずれも外野席でデーゲームでしたので、内野席でナイターは初めての経験となります。
今夜は人文字デーらしく来場客全員にTシャツが配布されましたが、
こちらは着用せず巨人のビジターユニで観戦しました。

早めに球場につきましたのでグルっと周回したところ甲子園ビアフェスタが開催されているようで珍しい種類のビールとタイガースガールズのステージを楽しんでから球場入りしました。

天候次第では試合自体が開催されない可能性もゼロではないなかで、個人的には遠路はるばるやってきて無事に試合が見られただけで満足です。

菅野で甲子園、相手が岩貞では9割方は勝利するだろうと高を括っていましたが、

糸井のソロ一発のみで敗れてしまいました。

虎ファンも巨人に勝てずに鬱憤が蓄積していたでしょうから。丁度いいガス抜きになったのではないでしょうか。

 

観戦中に気づいたのは、ビールがアサヒビール一択だということです。8年前に来た時は、外野でしたがキリンもあった記憶があります。

いつのまにか一社独占になっていたのですね。

もっともアサヒ一社で複数銘柄は選択できるようにはなっていました。なので、通常のスーパードライと、黒ビールを飲みました。

一杯飲むたびにスクラッチカードを渡されました。ハズレもありましたが、折りたたみ団扇が当たりました。大当たりだとビール券10枚が当たるようでした。

 

では、また。

5月18日(金)対ベイスターズ@東京ドーム

先発・菅野の試合なのでサクサク試合が進んで20時半頃には試合終了かなと思っていましたが、3回裏途中で19時になるなど事前の想定外の展開となった試合でした。
菅野が失点するとすれば、初回の立ち上がりかなと思ってましたが、
1死後、ソトの緩い3ゴロをマギーが捕球ミスで出塁を許し、
阪神戦で絶好調だったロペスに2ベースを浴びせられます。
1失点は覚悟しましたが、1死2,3塁に留めて、
最近は不調な4番・筒香を迎えます。不調なのだから打たせればよいのにと思いましたが、四球で満塁に。しかし、5番・宮崎を三振として2死満塁。
6番・宮本なので役者が違うので切り抜けられるだろうと高を括っていましたが、
痛烈な打球が三遊間に飛びます。坂本の好捕でなんとかピンチを無失点で切り抜けます。
初回を切り抜ければ、ほぼ完封ペースで行くだろうと見込んでいましたが、
3回表にフルカウントから不調の筒香に先制2ランを浴びてしまいます。
四球を避けたくて一発を浴びるとは全く割に合わないと憤慨しましたが、
5回表にもフルカウントから梶谷に同様に同点ソロを浴びて、
四球で出塁させても次打者で打ち取れるのだから、
小林は何を考えているのかと感じました。

攻撃面では2失点の直後の3回裏に、長野ヒット、菅野ヒットで作ったチャンスに
坂本の逆転3ラン。
同点に追いつかれた直後の5回裏に、先頭打者・菅野の勝ち越しソロHRと、
いずれもレフトスタンドに叩き込み。
試合全体を通じて、ビハインドの展開となるシーンは限られていたので、
比較的落ち着いて試合を観戦できました。

とはいえ1点リードでは、前回の東京ドームでの3連敗を考えると安心できない展開でしたが、先発・石田からスイッチした武藤を6回裏に攻め立てて、
亀井のセカンド・宮本のグラブを弾く2塁打もあり、1死満塁の絶好の追加点機を迎えます。
小林はまさかの三振。
菅野の打順で代打・阿部。カウント3-1で押し出し四球かと思いましたが、
ファールでフルカウントになります。
先日のヤクルト戦での代打・同点タイムリーと同様に1、2塁間を抜ける2点タイムリーで、リードを3点に広げます。

個人的には残り3イニングで3点リードなので、ほぼ勝ったかなと思いました。
試合前のゲーム差が1.5でしたので、初戦を取れば、カードでの順位変動はないので、初戦が大事とは思っていましたが、普通にやれば勝てると思っていましたが、
まさかの菅野4失点で想定外の展開でした。

しかし、リードされても逆転、追いつかれても突き放すという
ワンサイドで勝つよりは試合のダイナミズムを感じられる展開であり、
菅野先発でも21時近くまで要した試合でしたので、
通常通りに楽しめた試合でした。

明日は田口なので不安ですが、浜スタでは勝っているので、
その再現を期待したいです。

では、また。

5月13日(日)対ドラゴンズ@東京ドーム

松坂先発の試合ということで、試合前は期待が高まっていましたが、
いざ蓋を開けてみると、主役が3回途中でアクシデントにより降板ということで、
どこかはぐらかされたような感じとなりました。

初回に先頭の坂本が松坂の初球を叩いてヒット出塁。
続く吉川尚がライトスタンド上のバルコニー席に当たったように見える
大きな2ランで早々に先制。
ゲレーロ、阿部は凡退しますが、岡本はセンターオーバーの2ベース。
亀井は四球で1、2塁。
長野打球は打った瞬間は3ランかと思いましたが、大きなセンターフライでチェンジ。
初回を見た感じでは松坂をKOするのは早いかもと思いました。
2回裏こそ三者凡退となりますが、
3回裏には、1死後、ゲレーロヒット、阿部四球で1、2塁となったところで、
アクシデント発生。松坂は降板となり、前橋20点試合での印象が強い笠原がマウンドにあがります。
岡本四球で満塁となり、亀井はライト線に2点2ベース。
長野タイムリーで続いて、小林内野ゴロの間に1点追加で6点差となります。
松坂降板と相俟って、実質この時点で今夜の試合は終了となったかと思いました。

4回裏には岡本の3ランが飛び出して9点差に。
こうなったら前橋の試合を再現するつもりでもっと取ってもらいたいと思いましたが、
代わった藤嶋投手には4イニングをキッチリ抑えられ、その後の得点は伸びませんでした。

その後の試合のハイライトは、
6回表に1点を失って、なお1死満塁の場面で福田を併殺に仕留めた場面と、
8点差あるのにカミネロが9回表にマウンドにあがり、
4点を失い2死1、2塁。京田につながれて満塁でアルモンテに廻されたら、
満塁弾でまさかの8点リードを追いつかれるかもと緊迫感を覚えたシーンの
2カ所だったかと思います。

ドーム6連戦を4勝2敗で終えることができましたが、
結果だけみると内4試合はワンサイドゲームになりました。
阪神戦の2、3戦目のみが最後まで緊張感のある試合だったかと思います。

それにしても、なぜ日曜なのにナイターだったのでしょうか。
土曜ナイターなら翌日休みなので構いませんが、
日曜ナイターは翌日いろいろあるでしょうから、集客もよくないように思います。
実際に、大差がついたということもあり、試合終盤は1塁側でも途中で帰るファンも
周囲には少なからずいたようでした。
カミネロの乱調で9回表に思いがけず時間がかかりましたが、
すんなり終わっていれば20:40頃には終わっていたと思われます。

火曜からは中日は首位・広島との3連戦ですので、
中日打線を活気づけるためにはカミネロの乱調も意味があったようにも思われます。
広島は雨で試合がなかったためゲーム差は3.5に縮まりました。

北関東での直接対決まで差を少しでも縮めておきたいですね。

では、また。

5月10日(木)対タイガース@東京ドーム

内海の今季初登板の試合で相当に不安でしたが、見事な立ち上がり。
序盤で試合を壊すことなく無失点で3回まで抑えて、
直後の3回裏に坂本、吉川尚の連打で作った2死2、3塁の
絶好の先制機に不調のマギーに代わって日曜のハマスタ以来の4番・阿部。
ライトの頭の上は越すのは確実とは思いましたが、フェンス直撃かなと思った打球は
まさかのスタンドインとなり先制3ラン!!
序盤で3点のリードとなります。
4、5回も内海は抑えて勝ち投手の権利を確保。
6回もどうかというところでしたが、先頭の江越に2ベース。1死後、糸井にレフト前ヒットを浴びて1死1、3塁で降板。
宮國にスイッチして、不調なロサリオは三振に仕留めるものの、
同じく不調の福留にフルカウントまで追い込みながら、
センター前に2点タイムリーを打たれます。
個人的には、四球で満塁でもいいから次の糸原と勝負すべきと考えていましたが、
上手く打たれてしまいました。
これで1点差となり、勝敗の行方は一気にわからなくなってしまいました。

昨夜は澤村が2イニングでしたので、澤村の起用はないなと思ってましたが、
7回表はまさかの上原が登板。盛り上がったものの、逆転されたら面目丸つぶれの場面でしたが、三者凡退に仕留めます。
8回表は澤村が連夜の登板。2死無走者から糸井にヒットを許し、
ロサリオに一発を浴びれば逆転なので相当ヒヤヒヤしましたが、
ライト線のフライでチェンジ。
何とか踏みとどまります。
8回裏に岡本のヒットを皮切りにつかんだチャンスに、
相手投手・岩崎のワイルドピッチで労せず追加点。
2点リードとなったことで勝利が近づいた感じがしました。

9回表は前夜、制球が定まらなかったカミネロでしたが、
なんとか仕留めてゲームセット。

カード勝ち越しを決めて、2位浮上となりました。

本来であれば、火曜日の山口俊の試合で2位浮上を決めたかったところですが、
結果的には同じことになったので、カード全体としてみれば、
良かったかと思います。

内海が先発して、阿部が決めて、上原がホールドするという、
ベテラン・懐メロ的な感じもしますが、
良い試合だったかと思いました。

とりあえず2連勝となりましたので、
明日からの中日3連戦をできれば3タテするくらいの調子で、
戦ってもらいたいものです。

では、また。