首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

5月14日(火)対タイガース@東京ドーム

敗れはしましたが、余り悔しくはない試合でした。
坂本の連続出塁記録が気になって、目の前の試合に集中できない感じでしたので、
記録も途絶えたことも明日以降のリセットにつながってよいかと思いました。

ヤクルト戦での失態にも関わらず1番スタメン起用に応えた重信は、
初回の3ベース、2回の2ベースで汚名返上に成功したかと思いました。

この2回の1死2、3塁の追加点のチャンスに、
坂本、丸で無得点で終わったことが敗因の一つだったかと思います。

両チームともチャンスらしいチャンスは数少なかったかと思いますが、
7回表にドタバタしたことで逆転を許してしまったことが惜しまれます。

ワンサイドゲームとなって、時間の経過を待って勝利するのも結構ですが、
どちらに転ぶかわからない試合を勝ち切る試合も見たかったので、
結果的には敗れましたが、試合の緊張感は最後まで維持されたので、
その意味で、余り悔しくはない試合でした。

今夜勝ってしまうと7勝0敗となり、阪神ファンのストレスも高まるところでしたでしょうから、よいガス抜きになったかと思います。

明日の菅野で、連敗ストップとしてもらいたいものです。

では、また。

5月12日(日)対スワローズ@東京ドーム

山田、青木、バレンティン不在の1.5軍のヤクルト相手に勝って当然の試合でしたが、まさかの敗戦となりました。

試合前から普通にやれば勝って当然、試合を盛り上げるために
敢えて相手にリードをさせるのかなと訝っていましたが、
結局、初回の亀井の犠牲フライによる1得点のみ。

その後は、鳴かず飛ばずで無得点。
9回表に致命的な4失点目となり、
1-4でカード負け越しとなりました。

先日の10連敗中のDeNAに白星を献上したり、
主力の離脱で1.5~1.7軍レベルのヤクルトに白星を献上するなど、
球界の盟主として、自軍の勝利よりもリーグの盛り上げを考えているということがよくわかりました。

昨夜も9回2死から敢えて田中俊でなく、マルティネスを起用したり、
敢えてスタメン1番に重信を起用する当たりに、
目先の勝敗よりもペナント全体を見据えての戦力の見極めの方に主眼があるのだろうということがわかります。

4月の月間MVP候補の山口俊を3イニングで降板させたということも、
本日の勝敗よりも、中継ぎ陣のお試しの要素が強かったかと思います。

実際、高木京介は良かったですし、田口も3イニングで1失点とまずまずの投球でした。中継ぎ陣が弱いと先月は言われていましたが、整備されつつあるかと思います。

敗因は、金曜日の試合で19得点したためか、慢心した打線の方かと思います。
初回の坂本のヒットの後、6回の田中俊まで無安打でしたので、
相手投手のレベルを考えればあり得ない展開です。

チャンスで2度の見逃し三振に倒れた山本や、
1番打者として全く機能しなかった重信は、罰金レベルかと思いました。

マルティネスは期待があるのかも知れませんが、
全く機能しませんので、ゲレーロなりビヤヌエバあたりと早々に入れ替えてもらいたいと思いました。

負けても首位は変わらないので、
相手の1.5軍レベルに合わせて巨人も敢えて1.5軍レベルで試合したのかなと思った試合でした。

週明けの3位タイガースに連勝して無敗記録を更新してもらいたいものです。

では、また。

5月10日(金)対スワローズ@東京ドーム

5点ビハインドからの、ほぼ4倍返しとなる23安打19得点で、
大逆転勝利となりました。
個人的には19得点の試合を生観戦した記憶はありません。
数年前に阪神戦で1イニング12得点の記憶はありますが、
試合トータルで19得点は恐らくは個人的には最多得点の印象があります。

相手のエース小川を相手に5点ビハインドとなれば、
昨年までの由伸巨人であれば、せいぜい2-5または、1-5程度までの追い上げだったかと思いますが、原巨人は流石です。
新潟での試合も1イニング7得点を挙げてますが、この試合も1イニング8得点。
打者9人以上を送り込むイニングが3つと、
凄まじい打線の繋がり具合です。

本日は来場者全員にユニホーム配布デーでしたが、総じて以前に比べると、
着用している人が比較的少なくなっているように感じました。

既に各自でユニホームを持っている人が増えていることと、
本件企画の出始めの頃と比べて、食傷気味になっているのではないでしょうか。

以前はユニホーム配布デーはチケット完売が定番でしたが、
最近はそうでもない試合が多いかと思います。
それなりの費用をかけてレプリカを用意したファンに対して、
無料配布ユニを着用せよというのは無理があります。
有料ユニの購入ファンは着用機会を増やすことによって減価償却を果たそうとしているのであるから、無料配布ユニの着用モチベーションがないかと思います。

これまで巨人の試合を観たことのないようなライトなファンに対して、
無料配布ユニでファンとして定着を図るのは意味がありそうですが、
既に有料ユニを持っているファンに対しては、チケット代が通常より500円アップするだけで、デメリットこそあれ、メリットはないです。

以前には、通常試合とチケット料金が変わらなかったので、
メリットがありましたが、
わざわざ500円高い試合を選択するほどのメリットはありません。
来シーズン以降は、継続するならチケット代の差額を設けるのは撤廃してもらいたいと思います。

4時間超の長い試合となりましたが、タオルを振る機会の多い充実した試合となりました。

土日も連勝して5ゲーム差としてもらいたいものです。

では、また。

5月6日(月)対ベイスターズ@横浜スタジアム

GW10連休の締めにハマスタまで遠征してきました。
前回の遠征時は、試合内容と共に気温も低く寒い・ツライ思い出しかありませんでしたが、今夜の試合は昨季苦杯を舐めさせ続けられた東が先発。
故障上がりということで立ち上がりがポイントと思っていましたが、
山本ヒット出塁の直後に坂本の2ランで先制。
出鼻をくじくと、陽の3点目となるタイムリーも出て、打者9人の攻撃。
1回表だけで20分超攻撃していましたので、
この時点で試合の主導権を握りました。

先日、DeNAはヤクルト相手に7点ビハインドからハマスタで一時は逆転していますので、8点リードとならない限りは安心できないと個人的には思っていましたが、
3回表に四死球で1、2塁のチャンスに炭谷の2点タイムリーが飛び出し、
5点差になります。
3塁脇を抜けていった打球でしたが、いつまで経ってもボールが戻ってこないため、
1塁走者がホームインします。
私の座席からは、ドームでいうところのエキサイトシート的部分の影に隠れるため、
打球がどのように転がって行っているのか、全くわかりませんでした。
やけに返球が遅いなとは思っていたところで、2点ですので、
よほど打球処理に手間取るようなところに転がっていったのでしょう。
山本タイムリーに続いて、坂本のこの日2本目となる2ランが出て、
期待通りに8点リードとなり、
ようやく安心して試合の経過を見守ることができるようになりました。

その後、ソロ2発で2失点となりますが、9回表に重信が2ランで返しましたので、
相殺で変化なし。
結局、10-2の8点リードで勝利となりました。

個人的には10連休の間、6試合観戦で5勝1敗と貯金4となりましたので、
充実したGWとなりました。

DeNAは連敗が続くことになりましたが、
前回対戦時にホームで10連敗ストップを献上しているので、
ベイファンにも大目に見てもらいたいものです。

では、また。

5月2日(木)対ドラゴンズ@東京ドーム

カード勝ち越しを懸けた一戦でしたが、3点ビハインドから、
岡本の天井直撃のラッキーな同点タイムリーを経て、
陽の勝ち越し3ランで実質勝負が決まった一戦となりました。

先発・ヤングマンはピンチを作るも連続併殺チェンジなど、
辛うじて無失点投球をしていましたが、
4回表に中日・阿部の打ち取った当たりのタイムリーで先制を許すと、
投手・ロメロに四球を与えて満塁のピンチを作ります。
平田に2点タイムリーを浴びて3点差になり、
個人的には、相手ロメロの調子を考えると負け試合かなと感じましたが、
直後の4回裏に2死無走者から崖っぷちのゲレーロが、
ソロHRを放ち2点差に。
5回裏には、先頭の炭谷が移籍1号となるソロHRで1点差まで追い上げます。
その後、前述の岡本、陽の一打で一気にダブルスコアとなる6-3と
大逆転となり、試合の趨勢が決しました。

その後も6回裏にビヤヌエバのタイムリー。
8回裏には坂本のバックスクリーン脇に飛び込む2ランと、
危なげない試合運びでカード勝ち越し。

DeNAがヤクルトを下したため2.5ゲーム差と広げることができました。

5.5差くらいまでなると、ほぼ安心できますので、
あと3ゲーム差を広げられるよう、
明日以降の健闘に期待したいです。

では、また。

5月1日(水)対ドラゴンズ@東京ドーム

令和新時代の初戦となったこの試合。先発・菅野は惜しくも完封ならずも完投勝利。
坂本も歴史に名を残す令和第1号HRを放つなど、連敗ストップとなる快勝となりました。

初回にタイムリー2本を含む4点を獲得した時点で、通常であれば、
実質試合終了の感を得るのですが、
先発・菅野が先週の神宮で3打者連続被弾を浴びていますので、
いつ状態が崩れるか疑心暗鬼でしたので、
決して安心はできないと思い見守っていました。

報道によると、先日の菅野の状態は一時的なものではなく、
昨シーズン投げすぎたことによる構造的疲労であって、
今季も似たような状態が続くだろうという、
嘘か本当かわからない眉唾ものの記事がありましたので、
万が一にも本当だったら大変なことだと思っていました。

マスコミ報道は注目を集めることが目的なので、
極端なことを書いているのでしょうが、
余りに現実と乖離した内容だと本当に不安を煽るだけの
迷惑な存在かと思います。

8回までは、6回表に連打を浴びた場面を除いて、
ピンチらしいピンチもなかったので、
「あの記事は間違いだった」と思っていたのですが、
完封目前の9回表に至って、
いきなりの3連打で1点を失い、なお1死満塁。
堂上に満塁弾が出れば同点でしたので、
試合終盤に至って緊張感を覚えました。

結果的には、併殺ゲームセットでしたので、
杞憂に終わりましたが、
構造的疲労というよりは、球数問題なのかなと思いました。

連敗ストップさせて恩を売ったDeNAが、
ヤクルトを敗ってくれたので、
ゲーム差は1.5にまで広がりました。
阪神が連勝で3位にまで浮上していますので、
下位球団で相互に星を潰し合ってもらいたいと思いました。

では、また。

4月29日(月)対ベイスターズ@東京ドーム

DeNA監督のラミレスは、元・巨人の選手であり、2007~2009年の3連覇に非常に貢献してくれた選手なので、ベイ・ファンに采配につきDisられると心苦しいところがあります。
正直、本日の試合が負けたところで巨人としては痛くも痒くもない一方で、
DeNA的には11連敗となると一大事でしょうから、八百長にならない程度で、
仮に負けたとしても致し方ないと思っていましたが、
宮國が期待に応えてやらかしてくれました。
大和の同点タイムリーまでは許容範囲でしたが、続く石川に勝ち越し点を2ランの形で献上するとは想定外でした。

それでも、8回裏、9回裏があるので、試合の行方がどうなるかわからないという点で、勝敗が5回で判明した昨日よりは有意義な試合だと考えましたが、
結果的に追撃及ばず、連敗ストップのアシストをすることになりました。

明日以降、DeNAは2位・スワローズと対戦するため、
ある程度、勢いが回復してくれないと困ります。

目先の勝敗にこだわるよりも、長期的なリーグ優勝を見据えた場合には、
本日の敗戦は戦略的には有意義であったと感じています。

余りに叩きすぎて、ラミレス解任になったら一大事ですので、
勝ちを献上したところで、痛くもないかと思います。

先発・山口を5回で降板させたことも、
不安な中継ぎ陣の検証目的と、山口の広島戦への備えという観点では、
理解できます。

明日からの中日戦で勝ち越しを目指してもらいたいものです。

では、また。