首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

9月23日(金)対ベイスターズ@東京ドーム

2013年WBC日本代表の4番打者と、2017年WBC日本代表の4番打者候補との現在における勢いの差が明暗を分けた試合だったかと思う。

6回裏に2死無走者から満塁の得点機を迎えてバッターは阿部。フルカウントから何球も粘るも最後はストレートに空振り三振。

一方、7回表にDeNAは1点を勝ち越してなお2死満塁。筒香は初球を捉えて右中間スタンドに満塁弾。

これでこの試合は実質終了となった。

 

序盤から中盤までは巨人の押せ押せペース。

初回に坂本のソロHRであっさり先制。

2回にも長野の押し出し四球で2点目。

強攻策でことごとく併殺打となるDeNAに対して、

着実に加点しているので、今夜の試合はもらった=実質2位確定だなと、

楽観視していましたが、田口の続投が誤算となりました。

 

3回表に2死無走者から梶谷に2ランを浴びて同点に追いつかれ、

その裏、村田の2ランで再び突き放すも、

6回表にロペスの2ランで再び追いつかれるという簡単にリードを手放すピッチングであるにも関わらず、6回裏にそのまま打席に。

タラレバですが、6回裏に満塁機まで行っていたので代打を出していれば、

一気に突き放す可能性もあっただけに不可解です。

 

続投したにも関わらず、7回表は先頭の白崎に被弾しリードを許し、

戸柱2ベース、投手の砂田の犠牲バントの1塁送球が緩慢で内野安打となり、

無死1、3塁の絶対絶命のピンチをつくりながら1アウトも取れずに降板となります。

その点でも6回裏の打席が意味不明でした。

その後、桑原に対しては田原を、梶谷に対しては山口をというように

一人一殺で継投しますが、右のロペスに対して投入した宮國が四球を与えたことで、

冒頭の惨劇へとつながります。

 

9回表には、この日登録されたルーキーの中川が、ロペス、筒香に、それぞれこの日2本目となるHRを献上してさらに、3点を追加され4-12と8点差にまで広げられます。

結局、被安打17 HRを6本も打たれるという大惨劇となりましたが、

6回裏までは主導権を握っていたので、継投タイミングが勝負の分かれ目となったかと思います。

 

もっとも2位クリンチは2.5で変わらず。

今日の試合で勝てれば、0.5で実質2位確定なので、

横浜スタジアムは苦手ですが、相手側本拠地でリベンジしてもらいたいものです。

 

では、また。