首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

5月19日(金)対ベイスターズ@横浜スタジアム

先制し、逆転されても追いつき、突き放して勝利するという最近の巨人の戦い方としては珍しい試合を堪能することができました。

大量リードしてそのまま逃げ切るか、リードされてそのまま負けるという淡泊・単線的な試合展開が多かったので、広島・阪神のような上位チームに見られるような粘って勝つという試合が観られたのは良かったです。

 

6回までと、7回以降とでは同じ試合でありながら別の試合のような展開でした。

 

19時過ぎの時点で6回が終了しており、

「このままのペースで行ったら、火曜日の菅野の20時過ぎ終了を上回るハイスピード展開。下手したら20時前にどちらかのソロHR一発で決まるのではないか。」

と感じておりましたが、

両チーム得点を挙げた7回以降の展開は一転して頻繁な投手交代や、塁上を走者が埋める展開となり、延長突入の影響もあり、結局試合が終わったのは21時半近くとなりました。

 

この試合は見どころが多かったかと思います。順不同で思いつくままに挙げますと、

 

1>長野の2点タイムリー3ベース

2>一人一殺で3投手起用して1点差を守りきった8回裏の守り

3>相手守護神から同点に追いつく切っ掛けを作った先頭の阿部の2ベース

4>同点犠飛と勝ち越し2点タイムリーのマギーの活躍

5>延長10回表に四球を選んだ先頭・中井と代打・村田

6>キッチリ3人で締めたカミネロ

7>6回までは被安打1で投げた先発・マイコラス

 

です。

 

1>長野の2点タイムリー3ベース

に関しますと、正直スタンドで「代打・亀井!」と長野が打席に入る前に叫んでしまいました。

理由は2回表にも塁上にマギー・石川がいるという絶好の先制機で、

併殺打だけは打ってくれるな」との願いも空しく悪い期待通りに

ショートゴロ併殺打でチャンスを潰していたことと、

その後の打席も当たり損ねの投手ゴロ風ファーストゴロで打球が飛んでいなかったからです。

しかも空振りで2ストライクまで追い込まれ、多分アウトになるんだろうなと思っていたところ、まさかの右方向に打球が上がり、ライト梶谷が突っ込んで後逸してくれたため、走者一掃3ベースとなり3試合振りの得点を挙げることができました。

長野選手には失礼しましたが、不調の選手がチームに貢献してくれるのは有り難いことです。

 

2>一人一殺で3投手起用して1点差を守りきった8回裏の守り

に関しては、リードされている展開で、篠原・池田といった若手お試し起用を行って、

大量失点して後味の悪い敗戦となる試合展開が先週くらいまで続いていましたので、

ベンチとして「勝ちに行く」という姿勢が窺えたのは良かったかと思います。

個人的には山口・桜井に続いて3人目で登板した森福が戸柱を三振に切って取ったところが痺れました。

4月には火に油を注ぐようなピッチングが目に付きましたので、8回裏で更にリードを広げられては、敗色濃厚となりかねない場面でしたので本当に大きかったです。

 

3>相手守護神から同点に追いつく切っ掛けを作った先頭の阿部の2ベース

については、DeNAは4番・筒香が怪我でしばらく欠場が続くようですが、

巨人の4番として、この試合2本の2ベースを放つなどキッチリ仕事が出来ていたかと思いました。

 

4>同点犠飛と勝ち越し2点タイムリーのマギーの活躍

は、本当にチャンスに打ってくれるので頼もしい限りです。

 

5>延長10回表に四球を選んだ先頭・中井と代打・村田

個人的には、代打・村田が四球を選んだのを評価したいです。

打って活躍したい目立ちたいという気持ちはわかりますが、

前日のヤクルト戦でも見逃せばボールの球を振って得点機を逸してましたので、

フルカウントから振ってしまうのではないかと懸念していましたが、

マギーまで繋いでくれたのは助かりました。

 

6>キッチリ3人で締めたカミネロ

連投ですが、連日、3人で締めているのは頼もしいです。

 

7>6回までは被安打1で投げた先発・マイコラス

7回は立岡が宮崎の打球に追いつきながら後ろに逸らしてしまったのが不運でした。

6回までは好調でしたので、次回登板時にもその調子で投げてもらいたいです。

 

雨も降らず、風も強くなく、気温もほどほどでしたので、

快適な屋外ナイターでの観戦でした。

 

上位2チームが共に敗れてくれたためゲーム差が1縮まりました。

 

今後もこれまでのような淡泊な試合ではなく、この試合のような粘りのある試合展開を期待したいです。

 

では、また。