首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

8月31日(木)対カープ@東京ドーム

この3連戦、全て現地観戦させていただいた立場から申し上げさせていただくと、

カープの呪縛が徐々に解けていった3連戦だったかと思いました。

 

初戦こそ客観的に評価すれば勝ち試合なのに、好機で一打が出ずに敗戦。

二戦目も初回に大敗の淵まで行きかけましたが、

その後立ち直り、今季本拠地で初勝利。

そして今夜の3戦目は、正直申し上げて相手チームはヤクルトか中日ではないかと

思うほどの反発力の無さで、

序盤の3点リードでそのまま逃げ切り勝利することができました。

 

先発・田口の出来が良かったのかも知れませんが、

広島・磯村の出会い頭のソロHRのみの1失点であり、

5回までは僅か1安打で投げ切ります。

7回を通じて被安打4であり、

8回も投げるのかと思いきや、

7回裏に代打・石川が送られて降板。

 

3連戦で3連投となるマシソンが登板しましたが、

ヒット、四球で2死1、2塁というこの試合で

初めてのピンチを迎えます。

打順は2番・菊池でしたが、代打が岩本がコールされました。

 

個人的には菊池がそのままの方が怖かったです。

昨年8月7日の9回2死からの同点ソロ、

8月下旬の9回2死からの同点内野安打など

菊池は土壇場で試合をひっくり返しかねないプレーをするからです。

この場面、仮に岩本に打たれて同点となっても、

菊池の守備機会は失われるわけなので、

ホーム側の巨人としては有利だと思いました。

実際、この試合、菊池の守備により阿部と村田のヒットがアウトになっていたからです。

試合の行方を左右しかねない岩本の打席でしたが、サードゴロでチェンジ。

2点リードということもあり、ほぼ勝利をイメージできました。

 

9回表は昨夜に引き続いてカミネロが登板。

新井にヒットを許し三者凡退というわけにはいきませんでしたが、

エルドレッドを空振り三振に仕留めてゲームセット。

前夜は新井を空振り三振でしたので、ゲームの締めとしては絵になる締め方だと思いました。

 

カープの呪縛というか、終盤に逆転されるのではというコンプレックス的なものがあったかと思いますが、鈴木誠也が離脱したことで、今季前半で生じたような事態は生じにくくなったかと思います。

 

実際、2017年巨人の本来の姿は、7月12日以降の2番・マギー打線であり、

広島に3タテを喰らったのは、いずれも4月と5月のドームの試合であり、

いわば本来の2017年巨人ではない状態で戦った結果にすぎず、

2017年本来の戦いぶりは、この3連戦において現れているかと思います。

 

そして、ポストシーズンは、この試合の延長上に思い描くことが可能ですので、

もはやカープの呪縛が解けた以上、

CSを通しての日本シリーズ進出も決して夢物語ではないかと思います。

 

カープ阪神とのゲーム差も今夜で5.5となりましたので、

リーグ優勝チームもどこであると確定的には言えない状況にあるかと思います。

明日から勝負の9月ですので、4本柱を中心に勝てる試合は確実にものにしていってもらいたいものです。

 

では、また。