首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

9月2日(土)対ベイスターズ@横浜スタジアム

試合開始前の企画として「筒香選手から空振りを奪ってプロポーズする」という

出し物があり、バラエティ番組の一種のようなものなのかも知れませんが、

CS圏内に留まるか否かが懸かる緊迫した試合開始直前に、

このような企画を実施するベイスターズは随分余裕があるものだなと思いました。

 

企画の募集と実施日は随分前から決まっていて、

よもやギリギリの直接対決のタイミングになるとは想定していなかったのかも知れませんが、筒香選手はお約束で空振りして、

当該カップルのプロポーズとお約束の受諾というシーンが展開しましたが、

「主」は試合であって、出し物は「従」であるべきと考えますが、

この企画については、主従が逆転しており、筒香選手が演出の小道具の

地位に貶められており、試合開始前直前で緊張感を高めるべき時間帯に、

試合前の集中力を削ぐ方向での出し物に個人的には違和感を覚えました。

 

巨人主催試合でも、カツラ企画や、アイマスク企画等のおふざけ企画はありますが、

「主」は試合であるという一線は守られているかと思います。

出し物は試合を盛り上げるための演出であって、

試合そのものが背景に退くような企画は度を越しているのはないかと個人的には感じました。

大観衆の見ている前でプロポーズを成立させた当該カップルは幸福なのかも知れませんが、選手への影響はどうなのかなと疑問に思いました。

 

実際に、主催側のベイスターズには集中力の欠如の影響が出たのか、

先発・石田は6四球、中継ぎ投手陣も合わせて4四球を献上してくれました。

 

試合を通じて、ヒットこそ4本止まりでしたが、四球をヒットに換算すれば、

14安打ということですので、本来であれば大差で楽に勝てた試合だったかと思いました。

4回表に二死満塁のチャンスで、石川がライトファールフライでチェンジ。

6回表に1死満塁で長野空振り三振。

亀井の打席でワイルドピッチで1点を追加しますが、

小林サードゴロでチェンジ。

7回表に阿部タイムリー2ベースで3点目を挙げた後、なお2死満塁で長野・ショートゴロでチェンジ。

 

これらの3度の満塁機でいずれも無得点だったことが響いたかと思います。

試合には勝利したので結果は変わりませんが、

いずれかの場面で一打が出ていれば余裕の展開だったかと思います。

 

巨人の先発・畠は、3回裏に筒香にタイムリーを浴びて先制を許しますが、

その後は、わずか1安打にとどめて7回を投げ切ります。

 

8回は昨夜の登板のないマシソンかと思いきや、何故か西村が連夜の登板。

先頭打者・乙坂に内野安打を許し嫌なムードが漂いかけましたが、

次打者・倉本が併殺打を打ってくれたため火を消し止めることが出来ました。

 

9回裏もカミネロが筒香、ロペスを連続四球で1死1、2塁のピンチを作りますが、

後続を断ってゲームセット。

 

カード連勝、チームとして4連勝でゲーム差を0.5としました。

 

明日にマイコラスで勝てれば順位が入れ替わりますが、

どうなるでしょうか。

 

期待して見守りたいと思います。

 

では、また。