首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

7月6日(金)対カープ@東京ドーム

物理的には全く泣いていませんが、心の中では何度も涙した試合でした。
試合開始前から重苦しい雰囲気。
ドームのキャパは4万6千人で、左半分が満席となれば2万3千ということで、
マツダの3万にほぼ匹敵する規模なので、マツダでチケット確保できなかった人々が
上京してドームに詰めかけたのかと思うほど、左半分はほぼ赤く染まっていたスタンドだったかと思います。

先制されればほぼ負け試合という展開が続いていましたので、
1回表がポイントだと思っていましたが、
1番・田中を三球三振、2番・菊池には多少球数を要しましたが空振り三振、
3番・丸も空振り三振で、三者三振で1回表を切り抜けます。
エース菅野の気迫を感じて、
この時点で1回目の心の中で涙しました。

2回表も先頭の鈴木に2ベースを浴びますが、その3人を仕留めて無失点。
4回表も先頭の菊池にヒットを許すも後続を断って無失点。
5回表も2死無走者から、投手の大瀬良にまさかのヒットを浴びて2死1、3塁となりますが、田中を内野フライに仕留めて無失点。
7回表も先頭の西川に3ベースを許して無死3塁の失点機でしたが、
最後は代打・新井を内野ゴロに仕留めて無失点。
再び心の中で涙しました。

攻撃面では好投の菅野に対して、相手・大瀬良もそれなりの投球をしていたのか、
得点機がほぼありませんでしたが、
6回裏に先頭の菅野が相手・田中兄にエラーを誘って出塁。
続く、1番・坂本がバックスクリーンに飛び込む先制2ランを放って、
均衡を破ります。
エースが投げて、キャプテンが決めるという展開に2度目の心の中で涙しました。

昨夜はチームとして情けない状態に陥っているのではないかと危惧しましたが、
今夜に関しては素晴らしいかっこよすぎる理想的な展開となりました。

このまま勝ち切れば最高の試合展開でしたが、
8回裏に、菅野に代打の吉川大がヘッドスライディングでの内野安打で出塁すると、
盗塁でエラー送球を誘い、3塁まで達します。坂本は敬遠気味で歩かされ1死1,3塁に。代打・阿部でスタンドは盛り上がりましたが、あえなく三振。しかし走者・坂本は盗塁成功で2死2、3塁。
マギーが2点タイムリーで4点差としてほぼ勝負を決しました。

9回表はマシソンが3人で締めてゲームセット。
スタンドの半分を埋め尽くしたカープファンに一度も盛り上がれる場面を提供することなく勝利することが出来たので、感激もひとしおでした。

先発捕手は大城で、小林はマシソンとセットで9回に起用されましたが、
菅野先発で大城キャッチャーでも完封勝利とうことであれば、
スガコバ・コンビもほぼ解消となり、
今後は、小林は抑え捕手という位置づけになりそうです。

個人的には、それはそれで妥当な判断ではないかと思います。
大城や宇佐見の方が打ちそうですので、
小林は抑え捕手の方が収まりがよいかと思います。

ともかく、今夜負けていれば今シーズン終了の試合でしたが、
首の皮一枚で何とか希望がつながりましたので、
明日の内海の好投に期待したいです。

では、また。