首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

8月12日(金)対スワローズ@神宮球場

試合開始前、巨人の選手が次々と顔を出しては、観客席に向かって挨拶してくる。

誰かチーム関係者でもいるのかなと思ったところ、元・巨人でオリックスでも活躍された谷佳知さんが男の子を連れて観戦に訪れていたようでした。

気づいたファンが入れ替わり立ち代わり写真撮影と握手を求めており、

特に断ることなく全員に対応されていて、折角の親子観戦なのに大変だなと思いました。

さて、先発は江柄子投手。昨日は今村投手とローテの谷間に当たっている。

今季の球場生観戦はローテの谷間に当たることが多く、振り返ってみても、

 

4月7日(木)阪神戦:平良1-10●

5月6日(金)中日戦:長谷川2-7●

6月18日(土)ロッテ戦:小山2-6●

 

と過去3戦はいずれも黒星かつ点差の開きも大きな試合だったので、

江柄子が5回3失点に抑えてくれれば十分という期待で見守りましたが…

 

結果は3失点でしたが、5回途中で降板。試合は僅差での展開でしたが、

前日に続いて4-5で1点差負けとなりました。

 

相手先発はデイビーズ投手。前回対戦時はドームでの試合でしたが、初回に阿部の2ランで先制し、終盤に坂本ソロで3-1で勝利しました。

その際は勝ちはしましたが、打ち崩した感じではなかったので、2回目の対戦でどのように対策をとってきたのか注目していました。

 

初回は両チームとも三者凡退。静かに立ち上がります。

2回表、阿部・四球で先頭打者として出塁。続く村田がヒットで無死1、3塁の絶好の先制機を迎えます。昨日4安打のギャレットが打席に向かいます。

外野フライでも併殺打でも1点だなと思いましたが、まさかの空振り三振。

その後の打席も含めて、どうもギャレットは調子が今一つのようでした。

クルーズも四球で1死満塁。小林に期待がかかりましたが内野フライで2アウト。

打者・江柄子は当然アウトでチェンジ。

1点差の試合でしたので、ここで無得点だったのが最後まで響きました。

 

2回裏、今度はヤクルトが無死1,2塁の先制機を迎えます。

送りバントかと思われた谷内が空振り三振で1アウト。

併殺取れればチェンジと期待しましたが、

この日1軍昇格の鵜久森に初球を打たれてタイムリー。あっさり1点を献上すると、

続く西田にも打たれてもう1点。

0-2と2点ビハインドとなります。

 

3回表は再び1番・長野からヒットで出塁。橋本は送りバントはせず打ってアウト。

3番・坂本がヒットでつないでチャンスを広げます。

4番・阿部は外野フライで1点を返しますが、結局この試合阿部はノーヒット。

前日もノーヒットでしたので、4番・阿部が打たないと勝てないのかもしれません。

(連勝中は阿部が好調でしたので。)

2アウトとなりますが、村田があわやHRかという2ベースで同点にします。

失点しても直後に追いつくというのは打線が元気だなと思わせます。

続くギャレットは死球。クルーズが打てば一気に逆転というところでしたが、

内野フライでチェンジ。次回以降の攻撃に期待できる印象でした。

 

江柄子は3回裏、4回裏は走者を出すものの何とか無失点で切り抜けます。

 

そして、5回表に坂本がレフトスタンドに打った瞬間にそれとわかるソロHRを放ち1点リードとします。

この回その後の3人の打者のいずれも外野への大きな当たりでしたので、

デイビーズ攻略も近いように思われました。

 

勝ち投手の権利のかかる5回裏でしたが、先頭の比屋根にヒット出塁を許し、

盗塁された後にバレンティンにタイムリーを打たれて試合は振り出しに。

勝ち投手の権利も同時に消えてしまいました。

更に、今浪ヒット、谷内に四球で1死満塁。

一気に大ピンチを広げたところで降板。田原にスイッチします。

打席には先制打の鵜久森、長打を許せば一気に大量失点につながりかねない場面でしたが、強めの2ゴロで併殺チェンジ。辛くもピンチを逃れます。

 

ピンチの後にはチャンスありの言葉通りに6回表は、再び引き離す

クルーズのソロHRが出て4-3。

1点差リードをあと4イニング守り切れるかは、

6,7回次第と思いましたが、

6回裏は田原が回跨ぎで2死満塁のピンチを作りますが、

失点せずに切り抜けます。

 

7回からは、ヤクルトも継投に入ったため打線は三者凡退が続いて、追加点が奪えません。

 

1点リードで迎えた7回裏は中継ぎ転向の高木勇人がマウンドに向かいます。

敗戦処理で慣らしてからとか、大量リードでの登板ではなく、

いきなり1点差というリード展開での起用にはやや驚きました。

戸根や山口、西村当たりでも7回裏さえ抑えれば、勝ちパターン継投につなげられるからです。

 

先頭打者こそ打ち取りますが、ヒット、四球でピンチを作ると、

西田にレフト線2ベースを打たれて同点に追いつかれます。

ギャレットから中継・坂本の本塁好返球により本塁クロスプレーで逆転を防いだのは助かりました。

「僕は僕です」のマイペース高木投手ですが、試合状況を勘案せずにマイペース投球されるのは本当に困ります。

8回裏にも登板し、2死までは簡単にとるものの西浦にソロHRを浴びて、結局は決勝点になってしまいました。

 

高木投手も残念でしたが、いきなり厳しい場面で起用するのもどうなのかと思いました。

DeNAも勝ちパターン継投が打たれて逆転負けをしたようですので、

ゲーム差は6.5に広がりました。

 

直接対決は7試合ですので、マジック点灯の可能性も再び高まっています。

 

今夜からは通常ローテに戻り、来週には菅野も復帰するでしょうから、

再び追撃態勢を整えてもらいたいものです。

 

では、また。