首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

8月24日(水)対カープ@東京ドーム

試合前半は巨人ペースの展開だったが、6回表から暗転。

結局は大差で敗れ広島に25年ぶりのマジック点灯を許す試合となった。

 

先発・菅野は4回までに4者連続を含む12のアウトの内で8奪三振で、

快調に飛ばす。

4回裏には4番・阿部の先制2ランで2点リード。

菅野の調子と、4番の一発ということであれば理想的な展開。

エースの完封勝利で直接対決2連勝という構図が頭に浮かんでいたのだが、

5回表、2死無走者から、安部にソロHRを許す。

菅野は結構、何とはないところで被弾する傾向にあるので、

またいつもの癖が出たのかと懸念していたところ、

6回表は先頭打者は投手の福井。

当然に打ち取るかと思っていたところ、まさかの2ベース。

その後、田中にタイムリー2ベース、菊池に送られて1死3塁。

前進守備が仇になり打球の高い1ゴロが阿部の頭を抜けて勝ち越しを許す。

更に、松山にもタイムリーで2点差に。

打者・鈴木で走者・松山なのだから打者集中でOKなのに、小林の牽制球を阿部が捕球できずに2塁に進塁を許す。

ヒットで追加点のシーンを作り、余計なことをしてくれたと思ったら、

更に鈴木にも3塁線を破られて3点差に。

この時点で勝負アリと思いました。

 

個人的には、菅野は肝心要の試合で、ポカをする傾向にあるように思います。

昨年もドームでのヤクルト戦直接対決で、

投手・石川に前進守備を抜けるタイムリーを打たれて決勝点を許し、

結局には優勝を逃しました。

 

今夜も安全パイの投手・福井に2ベースを打たれて大逆転の起点としてしまいました。

 

走者のいないところで三振を奪っても、無駄に球数を消耗するだけなので非効率であり、6回表のような場面でこそ三振を奪って欲しいのに、

連続タイムリーというのでは意味がないです。

 

防御率が良くても勝ち星が少ない、肝心の試合で勝てないのでは、

エースではなくて投球技術の人になってしまいます。

 

昨夜のマイコラスは再三のピンチに関わらず無失点で抑えたのに、

菅野は唯一のピンチで大量失点というのは、

今村、高木勇人と同系列の粘れない、

いい時はいいけど、悪い時はズルズル悪いというタイプです。

好調なときこそ慎重に、悪いときこそ粘り強くというのがエースかと思いますので、

その点ではマイコラス、内海はこちらのタイプかと思います。

 

力があるが故に過信する。相手を甘くみたり、ムキになって勝負に行って痛い目に合う。(対筒香、桑原、田中等)

チームの勝敗よりも自分のプライドを優先して投球しているかのように感じられるのが残念です。

 

菅野先発だったので、こんな展開もありうると予想はしていたので、

明日の田口にカード勝ち越しを掛けて、

気分を切り替えて応援したいと思います。

 

では、また。