首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

9月10日(土)対カープ@東京ドーム

巨人ファンとしては残念な結果となったが、一プロ野球ファンの立場としてみると、

25年ぶりの優勝の現場に立ち会えたということは、

珍しい体験だったので良かった。

 

入場ゲートを抜けてドーム内のコンコースに入った時点で、

当たり前ではあるが普通でない状況であることにすぐ気づいた。

1塁側の立ち見エリアにまで既に赤いユニホームが陣取っているのである。

 

立ち見券も前日までに完売ということは聞いていたが、

まさか1塁側の立ち見まで占拠されるとは想定外であった。

試合開始1時間前時点でこの状況なので、

試合中は立ち見エリアに近づかないようにしようと思った。

 

幸いにして座席は1階中央通路よりも前方エリアなので、

トイレ等は1Fコンコースを利用すればよいので、

実際に立ち見エリアに近づくことはなかった。

 

座席に着いてみると、既に3塁側、しかも2階席まで

赤いユニホームが占拠している。感覚的には55~65%程度が

カープファンという印象だった。

 

実際に試合中も声援がとてつもなく大きく、

阪神が強かった時代の阪神ファンの声援と同等もしくはそれを上回るレベルの音量だったかと思う。

試合中はラジオ聴取のためにイヤホンをしているので実際は気にならなかったが、

耳栓なしでいた場合には、人によっては調子がおかしくなってくるのではと思われた。

 

シーズンシートエリアでの観戦であったため前後列、隣席も巨人ファンであり、

音以外では観戦の障害になるようなことはなかったので、試合に集中することができた。

試合内容を総括すると、

 

 正攻法の巨人に対して、あらゆる手を駆使して攻撃をする広島に下った

 

という感じかと思った。

 

具体的には、

1>マイコラスに対して、球数を投げさせるために、投手の黒田でも10球近く粘ったこと

2>3回までノーヒットであったにも関わらず、四球とエラーのみで1点を取ったこと

3>1番・田中が4四死球を選んで走塁によりプレッシャーをかけたこと

4>凡退するにしても走者を進める等の意味のあるアウトになっていること

 

巨人は相手(7安打)を上回る11安打を放ち、

再三のチャンス(5回1死2、3塁、6回1死1、2塁、8回1死1、2塁)がありながら、打者のヒット待ちなので、打者が打ち取られてたらそれでおしまい。

チームとしての攻撃が出来てないように思われた。

 

今朝の新聞では広島の石井コーチが

「技術はすぐに身につかないが、意識付けはすぐ出来る」

とのことで、チームとしての得点を取るための意識改革をしたそうだが、

巨人の打者の場合には、

「技術は既にあるが、意識付けがされてない」という感じだろうか。

「意識付けはすぐ出来る」

のであれば、CSに向けて今日からでも意識付けしてもらいたいものだ。

 

由伸監督の試合後コメントにあるように、

「シーズンはまだ終わっていない」

ので、

日本シリーズ進出に向けて、対広島勝ち越しをするためにも

まずは今日の試合で勝利を見せてもらいたい。

 

では、また。