首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

9月27日(火)対ドラゴンズ@東京ドーム

今季レギュラーシーズンとしてはドームでの最後の3連戦は、地方開催試合の振替試合であるためシーズンシートの適用がない。そのため通常では買えないようなシートが相対的に低額で購入できるのがメリット。ただし、通常は消化試合の時期であるため真剣勝負になりにくいというデメリットもあるため購入は躊躇していたのだが、先日の雨の中の横浜スタジアムで4点差逆転負けを喫したことで、結果的にこの3連戦は真剣勝負で挑まざるを得なくなった。

 

チケットの事前売り上げも芳しくなく、途中からユニフォーム配布等の施策を次々と打ち出していた状況からすると、チームが勝てずに順位確定がずれ込むことが、皮肉にも一番効果的な集客施策であったのかも知れない。

 

発売当初はしばらく購入は控えていたが、横浜戦連敗後に購入を決めたが、それでも1塁ベンチ上最前列から一桁列通路側という通常では考えられないような好位置があっさり購入できたのは驚いた。

 

1塁ベンチ上なので試合前のサインボールをキャッチできるのではという淡い期待を持って、球場に向かったが、いざボールの投げ込みが始まってみると、ボールはことごとく頭上を通り過ぎていく。高さのある防球ネットがあるため、ネットを越すためにはある程度の高さが必要で前列すぎると全く落ちてこない。二桁列目当たりからキャッチできるようであった。

 

着席して3塁側の2階席を見上げると、ほとんどお客さんが入っていない。

普段であれば招待券客は2階席D席エリアに入るのだが、この試合に関しては、

1階席のB席エリアに誘導されたようで1階席は比較的埋まっていたが、

2階席3塁側はスカスカ(1塁側は構造上確認できず)であった。

(公式発表によると、観客は2万5千人台とのこと。)

 

さて、試合の方は、

2回裏に村田の2ベース、クルーズのヒットで作った1死1、3塁のチャンスに、

小林がスクイズ送りバントかわからないバントをして、

結果的に三走の村田が生還して1点を先制する。

 

先発・マイコラスはヒットを許すも得点は許さない投球。

4回表は四球で出した高橋の盗塁を小林の強肩で刺して2死無走者として、

相手の攻撃の芽を摘み取ったと思ってホッとした(?)直後に、

プロ入りして本塁打のない井領に追い込んでからライトスタンドへソロHRを浴びて同点、試合は振り出しに戻る。

その後もマイコラスは8回まで登板するも先頭・大島にストレート四球で出塁を許し、荒木に送られて1死2塁の場面まで作られたところで降板。

マシソンにスイッチして相手に得点を許さない。

 

巨人側は3回以降は、四球で出塁するもヒットは打てず、相手先発・小熊には6回3安打1失点という投球をされてしまう。

7回・祖父江、8回・岡田からも同様に四球は取れてもヒットは打てず無得点。

9回裏には先頭のクルーズがヒットで出塁し、代走・鈴木。

サヨナラの期待が高まりましたが、小林がバント失敗で送れず、鈴木が盗塁成功するも代打・堂上は見逃し三振で2アウト2塁。

長野の一打に期待しましたがあえなく空振り三振で延長戦に突入。

 

近くにマイコラス夫人の姿を確認できましたが、9回終了時点で席を立たれた模様でありました。

 

10回表は澤村が登板。2アウトまで無難に取るも、荒木にヒットを許した後、

恒例のグラウンド叩きつけのワイルドピッチで得点圏にまで走者を許す。

森野に勝ち越しタイムリーを打たれたら敗色濃厚と感じましたが、

なんとかショートゴロに打ち取ってチェンジ。難を逃れることができました。

 

その裏、相手守護神・田島から先頭の亀井が粘りながらライトフェンス直撃の2ベースでサヨナラのお膳立てをすると、坂本がこの試合初めてのヒットで続き、無死1,3塁。

阿部は敬遠されて無死満塁。

外野飛球でサヨナラの場面となりましたが、軽く振ったという村田の打球は右翼フェンス越えの満塁弾!

サヨナラ勝ちで本拠地3連戦の初戦を取り、2位クリンチを1.5とすることができました。

 

できれば、自力で3連勝して2位を確定させたいですね。

 

では、また。