首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

10月8日(土)対ベイスターズ@東京ドーム

CS1stステージの初戦。

5回まではリードしながらも、6,7回に逆転されて、そのまま敗れるという今季8・9月の現地観戦時によく見慣れたパターンで敗戦となった。

 

振り返ると、

シーズン最終戦の9月29日の広島戦は、5回終了時点で2点リードだったが、7回にエルドレッドに2ランを浴びて逆転負け。

23日のDeNA戦は、同じく5回終了時点で2点リードだったが、6回にロペスの2ランで同点、7回に筒香の満塁弾で逆転負け。

17日のヤクルト戦では、5回終了時点で1点リードだったが、6回に4失点で逆転負け。

4日の中日戦では、5回終了時点で3点リードだったが、8回に4失点で逆転負け。

2日の中日戦では、5回終了時点で2点リードだったが、6回に5失点で逆転負け。

8月25日の広島戦では、5回終了時点で4点リードだったが、6回以降毎回失点で逆転負け。

24日の広島戦では、5回終了時点で1点リードだったが、6回に4失点で逆転負け。

 

…同じ失敗を何回繰り返す積もりなのだろうか。

 

一方で、対DeNAに限っても、この試合、梶谷、ロペス、筒香にそれぞれ一発を浴びた。

先月23(金)での試合でも、梶谷に1本、ロペス、筒香には2本のHRを献上しており、翌日24(土)の試合でも、同じくこの3人に1本づつ打たれている。

確か「反省している。次の試合に活かしたい」旨のコメントを発していたかと思うが、

3度も同じ事態を繰り返しているのであるから、

とても反省が活かされているようには思われない。

 

これだけ、6回以降に逆転されており、筒香には何度も一発を浴びているのであるから、6回表2死1塁での筒香の打席は四球でも構わなかったと思う。

仮に次打者の宮崎にヒットを打たれたとしても同点止まりだったのに、

無理に勝負にいって一発を浴びてお約束通り逆転されるのでは、

本当に呆れ果てる。

 

小林というキャッチャーには危機察知能力や勝負のポイントが見えないのだろうか。

イケイケドンドンで運任せ。

2アウトなのだから次打者勝負でもOKなのに、無理に向かって行って試合を壊している。

 

このように防御面が、試合後半である程度の失点を覚悟せざるを得ないザル状態であるのに対して、本来であれば攻撃面もそれに対応して、失点をカバーできるように

大量得点を狙う戦術を取るべきことになるかと思う。

 

しかしながら、この試合、何故か攻撃は1点を狙う送りバントが多用された。

 

初回、先頭の坂本が内野安打で出塁するも、亀井はバント失敗。

3回、先頭の坂本がヒットで出塁するも、亀井はバントを試み2ストライクまで追い込まれて結果はヒット。

8回、阿部の2ベースで無死2塁なのに、長野はバントを試み2ストライクまで追い込まれて結果は三振。

 

1点を取りにいっても、1点を守りきれるチーム状態ではないことは、澤村や小林がバッテリーを組んでいる限り、明白ではないのだろうか。

筋肉頭で、イケイケドンドンな守りなのであれば、

攻撃面もイケイケドンドンで打ちまくり、大量点を狙う作戦とするしかないと思う。

 

打てないのであれば守りをしっかりするしかないのに、現状では守り切れない。

それなのに攻撃面はコツコツ1点づつ積み重ねというのは、

収入が乏しいのに、支出は派手な家計と同じで赤字状態である。

この支出に見合う程度に収入を得るには、

ある程度ギャンブル的要素を組み入れざるを得ない。

具体的には、送りバントなどせずに打ちまくるということである。

 

逆に支出=失点を抑えるということであれば、

6回以降のキャッチャーは実松を起用するなど、もう少し慎重な性格の捕手を選ぶべきではないだろうか。

 

いずれにしても、現状では攻撃面と守備面の方針がバランスしておらずチクハグ感が否めない。

 

下手をしたら次の試合で今季終了となってしまうので、

イチかバチかで、キャッチャー阿部、ファースト岡本を起用してみてはどうだろうか。

 

では、また。