首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

9月17日(日)対ベイスターズ@東京ドーム

試合開始前のスタメン発表時に、「7番・レフト 中井」で、

どよめきがあったように感じました。

左の濵口投手なのだから、普通に石川かと思いましたが違いました。

 

本日の分も含めて、今季のお立ち台登場回数(ビジター球場でのヒーローインタビューを含む)を多い順に並べると、

 

14回: 菅野

9回: マイコラス 田口

6回: 阿部 マギー 亀井 畠

5回: 坂本

4回: 村田

3回: 石川 陽 長野 宇佐見

2回: 内海 小林 寺内

1回: 岡本 大竹 立岡 篠原 カミネロ マシソン 山口俊 相川 橋本 吉川光

 

となっています。

 

先発3本柱が上位3人を占めていますが、本日の畠も6回でそれに次ぐ位置につけています。

野手は主力が順当に占めていますが、石川が3回であるのに対して、

中井は今だゼロです。

 

1軍にいる期間の少ない岡本(4月7日)や、立岡(4月18日)でも1回あるのに、

開幕時から1軍ベンチ入りしていながら、9月も下旬近くなっても、

1度も登場していないというのは、

いかにチームの勝利に決定的場面で関与できていない

ということの証左に他ならないかと言えるかと思います。

 

そのような訳で、「石川の方がよかったのにな」と試合前感じていましたが、

試合開始早々にやらかしてくれました。

 

濵口と畠の顔合わせは、およそ1か月前の8月20日(日)にもありました。

その際は、濵口が立ち上がりから四球連発で、村田の2ランもあって、

初回に4得点を挙げたので、早々に勝敗が決着して左団扇で観戦していた印象が強く残っています。

 

本日の試合も、同様に、マギー、坂本、阿部に三者連続四球で1死満塁のチャンスを献上してくれ、村田の2ベースで2点を先制。

長野・死球で、再び1死満塁のチャンスとなり7番・中井。

前回と同様に4点を取れれば楽な試合展開に持ち込めるところでしたが、

見逃しストライク、打ち損じファールで早々に追い込まれるという相変わらずの体たらく。制球困難でアップアップしている相手投手から直ぐに追い込まれるというのは、

選球眼が悪いのか、相手から与しやすいと見られているかのどちらかなのではないでしょうか。

空振り三振の雰囲気も濃厚だなと思っていたら、バットに当たったものの、

最悪の併殺打でチェンジ。絶好の追加点の機会を逸しました。

 

2回表には、併殺打の失敗を気に病んでいたのか、守備でもやらかします。

 

先頭のロペスはショート後方へのフライでしたが、坂本が大きな身振りで自分でキャッチするサインを出しているのにも関わらず、捕球時に中井と坂本が衝突。

坂本が故障・離脱したら一大事です。

攻撃でも守備でもチームの足を引っ張る中井のプレーに、

スタンドからも「中井、引っ込め!」「トレードで来年はいないね」との声が上がっていました。

 

中井は3回裏に3ベースを放ちますが、既に2アウトでしたので得点にはつながりません。

結局、相手投手が右の加賀にスイッチした段階で橋本が代打起用されていましたが、

何のために本日の試合にスタメン起用されていたのか不明でした。

内外野守れるので、阿部の代わり等の守備固めなら納得できますが、

スタメン起用される程の格には至っていないかと思います。

由伸監督の温情が変な方向に作用しているように感じました。

 

中井のやらかしがひとしきり収まった2回裏には、

2死無走者から陽のサードゴロがエラーを誘い2死2塁。

マギーが得意の2ベースで3点目を奪います。

前夜は完封負けでしたが、この試合は面白いように簡単に得点が入ります。

 

5回表は、先発畠はノーヒットピッチングを続けていましたが、

1死の後、戸柱、柴田に連続四球を与えて、この試合初めてのピンチを迎えます。

先発・濵口をあきらめて、代打・石川。

3点差なので、ヒットでつながれると試合の行方はわからなくなると思いましたが、

セカンドゴロ併殺打でチェンジ。

傾きかけた流れを再びたぐりよせました。

 

その直後、5回裏は、1死後、村田ヒット、長野のあわやHRかと思われる

レフトフェンス直撃の2ベースで1死2、3塁。

中井に代えて橋本でしたが、相手ベンチは敬遠を指示。1死満塁で小林が打席に入ります。小林の打球はフワフワとしたフライでしたが、2塁後方に落ちてタイムリーとなり4点目。

更に好投の先発・畠が、レフト前へ勢いのある打球で運んでタイムリーヒット、5点目。尚も三度目の1死満塁から、陽がフルカウントからセンターへ犠牲フライを打ち上げて6点目。

正直、この時点で実質試合終了かと思いました。

 

6点差で気が緩んだわけではないでしょうが、畠は6回表にこの試合初めてヒットを連打で許しますが、後続を断って得点を許さず、7回まで投げ切ります。

 

打線も6点で十分と思ったのか、その後は坂本の1本のみ。

8回、マシソン、9回、カミネロと勝ちパターンを投入して、

完封のお返しかと思いましたが、カミネロが3安打を浴びて1失点となるものの、

最後は代打・関根を三振に仕留めてゲームセット。

 

前夜の無得点のフラストレーションの溜まる展開から、

一転して、連打・連打で大量リードを奪い、安心して試合経過を眺められる

リラックスできる試合となりました。

 

1ゲーム差なので、まだまだ安心はできませんが、

勝てる試合は確実に取っていければ、CS圏は何とか確保できるのではないかと

期待しています。

 

では、また。