5年前にハマスタで優勝を決めた時も、翌週のドームで優勝セレモニーがありましたが、その時の試合相手は今回と同様にベイスターズで、結果は3-6で敗れたため、
ペナントを持っての場内一周の際に、何とも釈然としない気持ちになったことを覚えています。
加えて、その釈然としない感じはCSファイナルにまで引き続き、
阪神相手にまさかの4連敗で日本シリーズ進出を逃すという屈辱的な事態に陥りましたので、5年前の悪夢を繰り替えなさいためにも、
スッキリと勝って、優勝セレモニーを見届けたいと考えていました。
阿部の引退試合(?)効果もあってか、立ち見券も完売になるほどの盛況ぶりで、
振替試合でシーズンシートの適用がないため、実数ベースで4万6千超の観客は、
実質的には今季最多集客試合なのではないかと思いました。
公式戦ですが、試合途中に寸劇が入るなど、
ファン感謝デーのエキシビジョンゲームの公式戦版のように感じました。
要注意にソトに、あっさり2ランを浴びた鍬原の不甲斐なさには呆れましたが、
坂本の40号ソロ、今夜の主役の阿部の同点ソロでは大いに盛り上がりました。
追いついて尚、勝ち越しの満塁機を迎えましたが、
満塁では「持ってない」男の代打・若林がライト線に惜しい一打を放つものの、
結局は三振に倒れ、「持ってない」感の払拭はなりませんでした。
5回表には、結局4イニングを投げて勝利投手となった戸郷が今季2度目のマウンドに上りますが、先頭・伊藤裕にいきなり2ベースを浴びて、失点を覚悟させられました。
しかし、連続四球後、連続三振という素晴らしいピッチングで無失点で切り抜けると、
直後の5回裏に炭谷の満塁弾で試合の趨勢が決しました。
9回に田口が多少ドタバタしましたが、リードを保ってゲームセット。
勝利からの優勝セレモニーという期待通りのシナリオで、
5年前の轍を踏むことなくすみました。
原監督、阿部のスピーチも力強いものでしたので、
CSファイナルでも5年前と同じことにはならないかと思えます。
CSファイナルまでしばらく観戦予定はありませんので、
休養につとめたいと思います。
では、また。