9回表1点差でデラロサだったので嫌な予感はしたんですよね。鈴木誠也を迎えるものの前後が坂倉、松山の左なので、中川の方がいいのではと思ったのですが、右の鈴木誠也はセカンドフライに仕留めるものの、前後の二人にヒットを打たれて、代走・曽根の走力もあって同点に追いつかれ、菅野の開幕12連勝の球団新記録達成は未遂に終わりました。
直後の9回裏に丁度3週間前の再現のような展開が待っていました。
先頭の代打・石川慎吾がヒットで出塁。打撃はともかくとして、走塁面で難がありますので、フランスアの牽制球で危うくアウトになりかけたので即座に代走・若林。
大城は送りバントをフライにして失敗。
代打・パーラは速球についていけず着払いで空振り三振。
2アウトを要して走者を進めることができませんでしたが、まさかの1塁牽制悪送球で、若林は一気に3塁まで到達。サヨナラムードが急速に高まりました。
3週間前は左のエスコバーに対して、吉川尚そのまま打席でサヨナラ打でしたが、
今夜も左のフランスアに対して、そのまま打席に入りライト前へライナー性の打球。
鈴木誠也はダイレクト捕球を試みるものの、その手前で弾んで若林ホームインでサヨナラ勝ち。
今季チームで3度しかないサヨナラ勝ちを今月2度、いずれも吉川尚が決めるというのは、相当に「持ってる」かと思います。
サヨナラチャンスが訪れても決めきれない選手が多いかと思うのですが、
着実に決めるというのは標準以上の選手だと改めて思いました。
試合序盤から中盤にかけては、
松原の先制2点2ベース。
岡本の逆転2ラン。
長野に3ランを打たれてからは、8回までの4イニングを被安打1で抑えた先発・菅野など見どころの多い締まった充実した試合でしたが、
順当勝ちとは異なる9回の攻防で一味異なる勝利を味わうことができました。
昨夜までは監督インタビューはヒーローインタビューの前に、グラウンドで行われ、音声は場内に流れないため間延びした感じでしたが、今夜は、サヨナラ後ヒーローインタビューとなり、サヨナラの熱気を失わずに済みました。
監督インタビューはベンチ奥で行われた模様です。
分散退場を促進するために、無音声の監督インタビューがあると観客が席を立ってしまうので、間髪を入れずにヒーローインタビューにして離席を抑止するという狙いがあるのかも知れませんが、昨年までと同じ体裁になりますので良いかと思います。
9連戦の勝ち越しは決まりましたので、明日は気楽に戦えるかと思います。
では、また。