首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

球界秩序のあるべき姿が如実に顕現した試合。

本来的にはヤクルトがドームで勝利するというのは、少なくとも最近10年においては稀だったはずです。
それが昨年7月のオールスター前に大敗を繰り返した辺りから、
異常事態に陥りました。

コロナ禍という異常事態の中で延長ナシ9回打ち切りという条件を背景に、
阪神よりも勝利数が少ないにも関わらずリーグ優勝を遂げ、
挙句には日本シリーズも制するという通常にはありえない状況を背景に、
ヤクルトは一時的な躍進を遂げ、そのまま今月頭の史上最速マジック点灯にまで至りました。

例外状態は仮にあったとしても長続きするものではありません。

歴史の歯車は本来あるべき秩序に再び向かうべきかと思われます。

今夜の試合は4-1で勝利。
初回こそ失点したものの先発・戸郷は6回まで投げ切り、
その後は、今村、平内、大勢の勝利の方程式で無失点リレー。

大勢はマクガフを越えて単独セーブ数トップに復帰できました。

個人的には、6回表連続四球での無死1,2塁で中村を併殺に仕留めた
吉川尚のプレーが大きかったです。
失点可能性の高いところで無失点で切り抜けて流れを渡しませんでした。

ドームでのヤクルト戦は多少の余裕があって勝利するのが通常かと思います。
昨年7月以降、序盤で大敗する試合が多すぎましたので、
今夜のように本来のドームでのヤクルト戦の姿に戻ってくれるよう
願うばかりです。

では、また。