首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

9月19日(水)対ベイスターズ@東京ドーム

3回表のロペスの3ランで実質試合終了という今シーズン・ワーストレベルの試合の一つでした。
同じ負けるにしても試合の緊張感を保って終盤まで至れば納得できますが、
序盤で試合終了というのは「金返せ!」のレベルです。

ルーキーでも打者に向かって投球したDeNA・東投手に対して、
2ストライクまで先に追い込んでも逃げの投球の吉川光投手の姿勢の違いが、
如実に反映された試合だったかと思います。

先日の阪神戦で澤村投手を精神異常認定させていただきましたが、
吉川光投手も同様に精神異常認定させていただきたいと思います。
4回表2死無走者から、捕手・伊藤にヒットを許し、
次打者・先頭打者HRを浴びた大和を迎えた場面で、
走者・伊藤はディレードスチールで12塁間まで飛び出たにも関わらず、
2塁への送球は遥か彼方センター方向に向かう大暴投。
自らのエラーでピンチを作りながら、次の投球で2ベースを浴びて
5失点目となり降板。
左投手でありながら、走者の動きが視野に入っていない視野狭窄の状態であることが
判明しました。
澤村投手と同様に、試合の流れがわかっていない自分のことだけで手一杯という
状態にあることが如実に示された事案かと思います。

このような精神異常系の投手を登板させているということ自体が、
監督・コーチ陣が相当に病んでいるということを推察させます。
伝統ある球団ということで、監督・コーチ陣を生え抜き系で揃えていることが
要因の一つかと思います。

歴史の浅い段階であれば、意思疎通が図りやすい等のメリットがあったかも知れませんが、歴史を積み重ねることによって、当初メリットであった純血主義が、
高度の近親相姦的状態に至り、真っ当な子孫を残せず、
異常者のみ輩出するような土壌になってしまっているのではないかと推察します。

FAをした有力選手に高額の金銭を支出して獲得しても、
素材は良くても、料理人の腕が異常なので、
真っ当な料理が出てこない状態になっているかと思います。

ヤクルトが広島からコーチを獲得して、最下位から2位に浮上したように、
選手ではなく、コーチ・スコアラー等のスタッフ部門に金をかけるべきです。

同じ投手に5戦5敗。スコアラーが無能なのか、スコアラーの分析を活かせない選手・コーチが無能なのかわかりませんが、東投手は、他球団には5敗しているのだから、
一方的にやられているというのは、チームとして異常です。

明日も小川投手なので、現状のチーム編成を考えれば、
対策を立てることなく一方的にやられるでしょう。

昭和時代に成功した成功体験を平成の時代が終わる現在に至っても、
引きずっているかのようなチーム戦略の立て方が、
最近の不甲斐ないチーム状態の要因かと思います。

最下位またはBクラスとなって、
来シーズンに向けて、監督・コーチ陣を外部の人材を取り入れて
一新してもらいたいと感じた今夜の試合でした。

では、また。

9月17日(月)対ドラゴンズ@東京ドーム

2連戦を1勝1敗。阪神もDeNAに1勝1敗でしたので、
結局、下位4チームのゲーム差変動はナシ。
但し、残り試合数は2減少していますので、
下位4チーム中最上位の巨人としては、
ベストではないにしても最悪でもない結果に終わったかと思います。

先発・メルセデスは5回まで無失点の好投でしたが、
6回表に先頭の京田にストレート四球で出塁を許したところから、
嫌なムードが漂います。
ビシエドにタイムリーを許して先制をされるも1失点であれば、
救援陣の不安定な中日相手であればなんとかなると楽観視していましたが、
アルモンテ四球、高橋内野フライで2死まで至ってからの
福田の3ランは想定外でした。
四球で歩かせても、次の松井で勝負すればいくらなんでも一発はないだろうに、
よりによって最悪の展開となり4点ビハインドとなったことで、
敗戦を覚悟しました。

その後、7回裏に1死2,3塁の好機を迎えるも、
代打・ゲレーロの犠牲フライのみの1得点。
8回裏も先頭の代打・陽のHRでの1得点のみと、
思うように得点が奪えません。

9回裏は、マウンドには回跨ぎでロドリゲス。
右打者には制球が定まらないのだから待球作戦でいけば、
四球連発で自滅するところを、
右打者の長野、吉川大が早々に打ちにいって内野ゴロで
相手をアシストする攻撃に何を考えているのかと、
大いに疑問を感じました。

相手の弱点を突かずに、早々に三者凡退でゲームセット。

何とももったいない試合だったかと思います。

個人的に気になったのは、
試合中スコアボードに表示されていた
28日のDeNA戦の案内における
村田修一を暗示するかのような表示です。

試合前に村田の胴上げイベントでもあるのでしょうか。

球団の正式アナウンスを待ちたいと思います。

では、また。

9月16日(日)対ドラゴンズ@東京ドーム

3週間振りに心の平安が訪れた気がします。
阿部の8年ぶりとなる満塁弾が、その間いろいろありましたが、
その一切を流し去ってくれました。

巨人は8月25日以来となる本拠地ドームでの勝利。
2桁得点も8月18日以来と凡そ1ヵ月振りの快勝となりました。

好調な強竜打線を相手にヒットは許しながらも何とか最小失点で粘っていた
先発・今村でしたが、2点リードを得た直後の6回表に、
3連打を浴びて降板。
無死1、2塁の走者を残した場面で、まさかのアダメスにスイッチ。
走者がある場面では四球連発がこれまでのアダメスでしたので、
嫌な予感が走りましたが、
見事に三者凡退に切り抜けて追いつかれるピンチを切り抜けます。
7回は上原が登板。2死無走者から2ベース、死球でピンチを迎えますが、
アルモンテを内野フライに仕留めて、こちらも無失点で切り抜けます。
直後の7回裏に2死無走者から、
坂本、重信ヒット、マギー四球で満塁となり、
岡本が打ちたい気持ちを抑えて押し出し四球を選んで2点リードに。
阿部の打席で岩瀬にスイッチしますが、
ライトスタンドに飛び込む満塁弾となり試合を決定づけます。
スタンドは大いに盛り上がり、
後方の座席にいた中日ファンと思しきグループ連れは、
「面白くないから、帰るぞ」とメンバーに呼びかけておりました。
見知らぬ周囲のGファンとハイタッチを交わして勝利をほぼ手中に収めると、
8回裏にも重信の2点タイムリー3ベース、
続くマギーのセンター前タイムリーで、11得点となり
リードが8点差にまで広げます。
8点リードでも9回表は、新守護神・山口俊が登板し、
三者凡退に仕留めてゲームセット。

ヤクルトが広島に敗れたため、ゲーム差は4に縮まりました。
直接対決を2つ残しているので、
2位の可能性もやや期待できる状態になったかと思います。

今夜の快勝の勢いを明日のデーゲームにも繋いでもらいたいですね。

では、また。

9月15日(土)対ベイスターズ@横浜スタジアム

雨の影響で試合開始時間が30分ほど遅くなりました。
しかし、淡々とした攻撃でチームを通じてわずか3安打1得点。
四死球ゼロという攻撃でしたので、予定通り開始して、
それなりに攻撃した場合と同程度の時間で試合終了となりました。

この試合で印象に残ったのは、
山本 泰寛選手の存在意義です。

3連敗中のチーム状態を考えれば、先制点は絶対に許してはならないのは、
当然のことかと思われますが、
2死1、2塁から打ち取ったロペスのフライ打球をグラブに当てて落球。
初回にやすやすと先制点を献上してくれました。
失点の汚名返上のために打席で貢献してくれるのかと思いきや、
先頭打者として立った2度の打席でいずれも三振。

昨年の最終戦で9回に決勝満塁弾を現地観戦して感激して、
応援していましたが、
本日の不甲斐ないプレーを目にして、その気分も萎えました。

3年目でこのレベルなのであれば、
来シーズン以降は球団スタッフか、
一般企業の中間採用社員として一生を全うしていただきたいと思います。
慶応卒なのであれば、相応に門戸は開いているのではないかと思います。

吉川尚の骨折以降、坂本不在の間の緊急時にショートを守っていただき、
ありがとうございました。
来シーズン以降は、吉川尚と田中俊がおりますので、
ほぼ出場機会は限られるかと思いますので、転身を検討された方がよいかと思いました。
阪神も敗れて、中日も勝ったため、
Bクラスはゲーム差なしで3チームが並ぶ状態となりました。

3位・巨人との差も1.5差となりましたので、
明日からは本気を出して巻き返してもらいたいと思いました。

では、また。

9月13日(木)対スワローズ@東京ドーム

9回表の青木の2ランが出るまでは、どちらに転ぶかわからない緊迫した試合でしたが、生まれつきなのかも知れませんが、ニヤけた表情の左対策で起用された中川投手の
左相手の不甲斐ない投球で1死もとれずに試合の趨勢を決定づけた上で、
全くの役立たずで降板となり試合の緊張感が途切れました。
2位との直接対決の重要さをわかってない気の抜けた投球に、
球場では怒り心頭でしたが、
帰り道、いろいろ考えた結果、
2位でドーム開催でも、3位で神宮開催でも
個人的には実質変わりないということに気が付きました。
降雨等の天候が悪化した場合にはドーム開催の方が望ましいですが、
好天である限り、ドーム開催でも神宮開催でも、
球場までの往復経路を考えると、あまり変わりない。
チケット料金を考えると、むしろ神宮開催の方が経済的であるという点に
思い至りました。

4位転落でBクラスは問題ですが、
3位以上である限り、2位も3位も変わらない。
むしろ下克上という点では、昨年のDeNAのように
ハングリー精神が発揮できる分だけ3位でも構わないように思えてきました。
CSファイナルはホームが有利とは思いますが、
CSファーストは余り条件は変わらないかと思います。

そういう点で、
本日の先発の田口は、今後特にCSに向けて期待のできる好投を披露してくれたと思います。
岡本のライトへの一発も見事でした。
畠もピンチの場面を不運で失点しましたが、よく切り抜けましたし、
アダメスも走者のいない場面であれば、よく抑えることがわかりました。

2位も3位も実質同じと考えると、
阪神も負けたため余り痛くない結果となりました。

明日からは、現状最下位のDeNAとの連戦となりますので、
キッチリ勝ち切ってもらいたいものです。

では、また。

9月12日(水)対スワローズ@東京ドーム

そのまま無難にいっていれば、20時半には試合終了の試合でした。
個人的には生観戦時はなるべく長め少なくとも21時過ぎまでは試合をやっていてもらいたいものだと願っていたのですが、
3時間54分の試合となり22時近くまで要しましたが結局、延長12回の引き分けとなりました。

勝ち切れなかった要因としては、4度試みて3度失敗した送りバントだったかと思います。
今夜の試合については、采配ミスというよりも犠打失敗した重信、小林、吉川大にも責任があるように思いました。

ホームゲームなのだから同点で延長になれば、普通はサヨナラ勝利かと思っていましたが、犠打失敗が響いて、ヒットが出てもホームまで帰ってこれなかったのが
勝ち切れなかった要因のように思います。

一方で投手起用に関しては、
山口俊が大誤算でした。
死球、四球、四球の後、犠牲フライで同点という
ノーヒットで致命的となる1点を献上するというのは、
ドームでの前カード広島戦での延長における
アダメスの4四球での1点献上と同様です。

由伸監督は固定観念による采配で失敗しているということは、
散々に指摘させていただいておりますが、
抑え投手は球速がないとダメという固定観念があるのではないでしょうか。

確かに球速のある投手ですが、
カミネロ、アダメス、澤村、そして今夜の山口俊と
いずれも球速以前の問題として制球が定まらず、
四死球で走者を溜めて致命的な失点をするというパターンが繰り返されています。

球速の問題ではなくて制球の問題と考えれば、
上原起用の方がよいのではないでしょうか。
実際に今夜も延長11回表、青木、山田、バレンティンという
ヤクルトの主力3人を三者凡退に仕留めています。
制球があれば、球速がなくても抑えられる何よりの証左かと思います。

球場で見ていて気付きませんでしたが、
最後の打者となった宇佐見は全力疾走していたのでしょうか。
山田が弾いたのだからヘッドスライディングでもやってくれれば、
サヨナラ勝ちできていたのではないかと思います。

クールな監督なので、
選手も見切りが早いのかも知れませんが、
残り試合も少ないので泥臭くとも
執念を見せてもらいたいものです。

では、また。

8月30日(木)対カープ@東京ドーム

真剣に試合に取り組んでいるカープに対して、
適当に緩く試合をしている巨人という印象の試合でした。

その傾向が顕著に表れたのは9回表かと思います。
2死2、3塁で菊池の打球はショートゴロ。
無失点で切り抜け1点差のまま9回裏に突入かと思われましたが、
ショート坂本の緩慢なプレーと、菊池のまさかのヘッドスライディングで、
内野安打となり致命的な1点を失います。
丸にタイムリーを打たれて3点差に。
続く、新井の打球もセカンドゴロでしたが、山本がファンブルして
1塁送球するも新井が全力疾走をしていたため内野安打となり、
4点差となります。

巨人のベテラン選手であれば全力疾走していなかったでしょうし、
普通に無失点でチェンジだっかかと思います。

菊池には、マギーと亀井のタイムリー安打性の当たりをいずれも
アウトにされていますので、巨人の得点を2点分防いだ上に、
初回と9回のタイムリーを放ってますので、菊池一人で4点差をつけられた結果となります。

首位と3位チームでモチベーションの差があるのかも知れませんが、
スポーツをしている広島に対して、
興行をやっている巨人という印象が強いです。

集客して売り上げが上がればよいので、
勝とうが負けようがどっちでもいいというスタンスではないのかと
感じます。

DeNA阪神、巨人は興行性志向が強く、
今一つ真剣に試合に取り組んでいるようには感じられません。

目的が勝つことではなく、集客することにあるのであれば、
それなりに成功なのでしょうが、
観客の立場としては、レストランに食事に行って、
冷凍食品を出されたかのような、
まがい物で誤魔化された気分がして不愉快です。

伝統にあぐらをかいて、
勝手に客があつまるので、冷凍食品で適当にあしらうような、
堕落した老舗料理店のような状況にならないよう、
きちんとした品質管理体制を構築してもらいたいものです。

では、また。