首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

5月8日(火)対タイガース@東京ドーム

試合の緊張感が持続したのは2回表まででした。
山口俊の自滅により、ノーヒット迎えた1死満塁で
打者・梅野の放った打球はセカンドゴロ。
併殺チェンジでピンチを切り抜けるところが、坂本が併殺を焦ったのか
まさかの捕球ミス。1死も取れずに続く投手・秋山にタイムリーを浴び、
1番・鳥谷に犠牲フライを打たれたところで試合の趨勢は決したように思いました。
その後は惰性で、不調の相手4番に特大ソロを献上し、
次の回にも投手・秋山にレフト・ポール際にソロを献上し、
5回表2死満塁でも粘り切れずに決定的な7点差となる2点タイムリーを高山に浴びて、山口俊は降板しました。

昨年のあの事件を引き起こした投手ですので、追い込まれるとパニック状態となり、
失禁してしまうのでしょうね。
追い込まれる前に抑えられれば、スイスイ行くのでしょうが、
追い込まれると耐え切れずに自壊する。
わかりやすいです。

坂本の捕球ミスがなく無難に併殺チェンジとなっていれば、
乗って行けた試合だったかと思いましたが、
耐え切れず自壊して、ジ・エンド。

一昨日の日曜の試合では大量リードを許しながらも、
打線は8点を取りましたが、自壊ムードが蔓延したのか
打線も力なく相手先発・秋山に完封負けを喫しました。

席の近くには、修学旅行の中高生の団体が居ましたが、
地方から来ていたのであれば、どのような印象が残ったでしょうか。

巨人というチームはだらしなく締まりのないチームだという
印象が残ったのではないでしょうか。

本日は長野デーでしたが、唯一連打で盛り上がった7回裏の攻撃時に登場し、
併殺打でチャンスを逸するという逆・活躍ぶりで失意のどん底に叩きこんでくれました。
本日は相手が右の秋山でしたので、DeNA戦に続いて4番は阿部かと思いましたが、
気を使ったのかマギーが起用されましたが、20打席超の連続無安打という絶不調ぶり、明日はメッセンジャーですので、相性の良い阿部を起用すべきと考えます。

前回の阪神戦では甲子園に詰めかけた阪神ファンをがっかりさせるような3連戦だったかと思います。
お互いさまとは思いますが、がっかりさせるような3連敗返しをされないように、
明日、明後日はしっかりと戦ってもらいたいものです。

では、また。

5月6日(日)対ベイスターズ@横浜スタジアム

当初予定では3連戦の初戦の4日に観戦予定でしたが、チケットが発売当初から完売状態であったため3戦目の本日が現地観戦日となりました。
GW連休の影響もあったのかもしれませんが、スタンドは330度がベイファンという感じでした。
比較的レフトポール近くの3塁側内野席でしたが、それでも前列、後列、右サイドは
ベイファンという環境で、年々マツダスタジアムに近づいている印象があります。

巨人は昨日勝っていますが、DeNAは引き分けを挟んで4連敗中というチーム状況もあり、チケット完売の本拠地3連戦で1勝もしないというのはチームの体面的にもありえないでしょうから、本日の敗戦は止む無しという覚悟の上で観戦に臨みました。

一方で同じ負けるにしても、ワンサイドゲームで敗れるのではなく、
何がしか見どころのある展開を期待していましたが、
試合開始早々に、4失点となり、ワンサイドゲームの雰囲気が当初から漂ってきました。

試合開始前の練習で、阿部のみがファースト、岡本とマギーが3塁守備についていたので、最近マギーが不調なので、いよいよ阿部のスタメン起用かと期待が高まり、
実際に4番・ファーストで阿部がコールされましたが、
捕手は昨日に絶好調の大城ではなくて、小林が起用されました。

事前の天気予報でも風速7~8m程度の強い風が予想され、試合中も相応に吹いていましたが、この強風が本日の試合に関しては、ベイ側に有利に作用したかと思いました。
リクエストで取消しになった初回のロペスのHRも普通にレフトフライでしたが、
スタンドまで届きましたし、
6回2死からの大和の3ベースも普通にはライトフライでしたが、風で一伸びして、
亀井の捕球ミスを誘ったかと思います。
前日の大和の2点タイムリー落球も風の影響だったかと思いますが、
カードを通じればお互い様の展開だったかと思いました。

ただDeNAは、昨日は散発のソロ3本で3得点だけでしたが、
本日の巨人は11安打で8得点。
ゲレーロの2打席連続HR。
阿部の今季1号となる、ゲレーロとの連続HR。
最終回の相手守護神・山崎からの坂本のソロHRと、
普通の試合であれば、完全に勝ち試合の攻撃内容でしたが、
前述のごとく強風の影響で序盤に大量失点を喫していましたので、
一度も追いつくことなく敗戦となりました。

結局、GW9連戦は途中の雨中止もあって、
4勝3敗1分け、貯金は+1ということで
まずまずの結果かと思います。

火曜日からドームで6連戦がありますので、
ここで少しでも貯金を増やしてもらいたいものです。

では、また。

4月30日(月)対スワローズ@東京ドーム

スワローズファンには申し訳ありませんが、3戦目の先発が館山であるとのニュース報道に接した時点で、3戦目の勝利は間違いがなく、実質「不戦勝」であると感じていました。
問題は何回において「不戦勝」が確定するかという時間の問題であり、
実際には5回裏に10点差となった時点で、通常であればコールド勝ちですので、
確定したかと思いました。

この3連戦対戦前には、前週のDeNA戦で3戦目で投げて勝利投手となった由規が先発登板した場合には結構厳しい戦いになるのではと恐れていましたが、
カード対戦前に3戦目は館山との報道に接しましたので、3連戦とはいうものの、
実質は2連戦という感覚で捉えていました。

この試合、初回こそ無得点に抑えられておりましたが、
2回裏に小林のタイムリーで2得点。
3回裏にもゲレーロ、亀井のタイムリーで4点差となり、
実質勝敗は決したかと思いました。

4回表にバレンティンに一発を浴びますが、
5回裏に、館山から代わった梅野相手に先頭のゲレーロがソロHRを放ち、
更に連続四球、ヒットが続いて、小林の2点2ベースで止めを刺して、
梅野は1死も取れずに降板。
坂本のこの試合4安打目となる2ベース、ゲレーロのタイムリーと続いて、
イニング7得点。10点差となって、実質コールド勝ちだと思いました。

実際、坂本も吉川大に交代して、後は試合終了の合図を待つばかりとなりましたが、
それでも上原登板にはスタンドは盛り上がりました。
2週間ぶりの登板となりましたが、
三者凡退に仕留めて復調を印象付けます。

9回は篠原がヒットを許しながらも併殺も含めて、3人で仕留めてゲームセット。

DeNAが松坂に白星を献上し、
広島も延長の末に敗れたため、
巨人は2位に浮上、広島とのゲーム差も2となりました。

3連勝とはいいませんが、できれば2勝1敗、悪くても1勝2敗で、
明日からの首位攻防戦を乗り切れれば、かなりの明るい未来が見えてきそうな気がします。

広島まで行くことはかないませんが、
期待してTV観戦したいと思います。

では、また。

4月29日(日)対スワローズ@東京ドーム

個人的には現地観戦で今季、まだ1ヵ月程度ですが、
最もスパークした試合となりました。

初回の3失点は前日がヤクルトが完封負けでしたので、
ハンデみたいなものだろうと軽く感じていましたので、
そんなに気にしていませんでした。

実際、3回裏に2死無走者から、坂本ソロを皮切りに、
吉川尚2ベース、ゲレーロ四球、マギータイムリー、
岡本・四球、長野同点タイムリーと打者9人を送る攻撃で序盤で
同点に追いつくことができました。

先発・田口は同点に追いついてもらったのだから、
少しは立ち直ってくれるのかと思いきや、
5回に代打・上田にヒットを許し、続く青木にエンドランを決められ、
無死1、3塁。2番・荒木に簡単にレフト前に運ばれ勝ち越しを許して降板します。

3番・山田の所で宮國が登板しますが、ライトスタンドに3ランを浴びて、
抑えるどころか4点差にリードを広げられてしまいます。

昨年までであれば4点差が付くと必ず負けていましたが、
今季に限っては打線に粘りが出てきていることと、
広島やDeNA相手では難しいかと思いますが、
中継ぎが盤石とは言い難いヤクルト相手で、攻撃イニングは5イニング残っていましたので、諦める感じではありませんでした。

直後の5回裏、先発・石川に代わって登板の風張から、
ゲレーロ、マギーの助っ人コンビが連続ソロHRで2点差まで縮めます。
4点差は厳しいところですが、2点差で残り4イニングなら逆転の可能性が高いですので、スタンドのボルテージもあがります。

この辺で、自分の座席の周囲の雰囲気も盛り上がってきて、
見知らぬ周囲の一部の観客とも意気投合する感じになってきました。

7回表、宮國から田原にスイッチして、連続ヒットでピンチを招きますが、
バレンティンを併殺に仕留めて2アウトまで漕ぎつけると、
雄平はセカンドフライで失点覚悟のイニングを無失点で切り抜けることで、
流れをつかんだムードになりました。

その裏、先頭ゲレーロは三振となりますが、
マギー2ベース、岡本はエラー出塁。長野は四球で1死満塁となります。
打順は中井でしたが、それまでチャンスで2度凡退していたので、
3度目はないということで、代打・阿部が告げられスタンドは最高潮のムードとなります。
これまでは満塁で押し出し四球で打点を稼いでいましたが、
今回は、遂に今季初安打となる2点同点タイムリーを1、2塁間を破るヒットで放ち、
小林はスクイズ未遂で犠打となり、
代打・亀井が青木の頭上を越える2点2ベースで勝ち越しに成功します。
更に、坂本タイムリー、ゲレーロイムリーで一挙6得点となり4点リードに広げます。
3点差以内ならカミネロ、4点以上なら上原かなと期待してコールを待ちましたが、
4点リードでもカミネロが登板し、今一つ乗り気でなかったのか、
ストライクが入らず一発が出れば追いつかれかねない状況を招きましたが、
辛うじて1失点で乗り切ってゲームセット。

チームは7連勝となりました。

前日の菅野の完封試合は16:30に試合が終わってしまいましたが、
本日は、9回表でも18時近くまで要したので、
見どころ十分な充実した観戦体験となりました。

他球場の経過をネットで追っていましたが、
DeNAが延長の末勝利したので2位浮上は明日以降にお預けとなりましたが、
神宮での3タテ返しまで、あと1勝となりましたので、
明日の野上と好調な打線に期待したいと思います。

では、また。

4月28日(土)対スワローズ@東京ドーム

チームの勝率は5割に復帰していますが、筆者個人の観戦勝率は借金5ですので、
チーム勝率をベンチマークとした場合、観戦試合数が増えるにつれて、いずれチーム勝率に漸近していくだろうということが予想されますので、恐らくこの3連戦はかなりの確率で勝利するだろうとの期待の下にドームに向かいました。

初回、菅野は簡単に三者凡退に仕留めると、
その裏、吉川尚ヒットに続いて、ゲレーロ、マギーの連続タイムリー2ベースで2点を先制。
先発・菅野を考え合わせると相当の程度で勝利イメージが沸き上がりました。

結局、この試合、菅野は被安打2で完封勝利を成し遂げたわけですが、
攻撃側では、2回裏、先頭の長野が四球で出塁するも、
小林、菅野が連続送りバント失敗で走者を進めることなくチェンジ。
3回裏、2死からマギー四球、岡本ヒットでも亀井凡退でチェンジ。
4回裏、先頭長野ヒットでも、菅野送りバント失敗併殺チェンジ。
5回裏、坂本ヒット、吉川尚送りバント成功も坂本が3塁を狙って、
一旦セーフ判定もリクエストでひっくり返って無得点。
7回裏、2死満塁もゲレーロ、外野フライでチェンジ。
と、絶好の追加点のチャンスを悉く潰していましたので、
普通に考えると、流れを手放してしまいかねない展開だったかと思います。

特に積極走塁で3塁アウトというのは、前回レフトスタンドでの観戦時の
立岡の走塁を想起させましたので、その時と同様に終盤での逆転を喰らうのではないかと、ヒヤヒヤしながら観戦していました。

実際、8回表に先頭の坂口がヒットで出塁。この試合ヤクルトとしては、
2本目のヒットですので、終盤の逆転の口火を切ることになりかねないところでしたが、代打・上田が初球を打ってくれて併殺で2アウトとなり、
勝利を確信しました。
個人的には今日の試合のポイントかと思いました。
粘られて繋がれたら継投になっていた可能性もありましたが、
1球で2死無走者となり、結果的に完封の結果につながったと思います。

8回裏には相手先発・ブキャナンが降板して、カラシティーが登板しましたが、
岡本ヒット、牽制悪送球で1死3塁となり、絶好の追加点のチャンスが転がり込んでくると、亀井四球。長野に代打・阿部で内野ゴロの間に代走・吉川大がホームを踏んで3点目。勝利がほぼ確定的となりました。

9回にも菅野はマウンドに上り、
三人で仕留めてゲームセット。

チームの今季初完封は、やはりエースの菅野となりました。
チームの今季初完投は、山口俊に譲っていたので、初完封は菅野で
バランスは取れているかと思います。

2時間半で終わった試合でしたが、
長野のファインプレーなど相応に見どころのあった試合でした。

では、また。

4月24日(火)対ドラゴンズ@自宅

先週に引き続いて山口俊投手が完投勝利。
借金1ですが、試合数の関係で勝率で雨で試合のなかった阪神を上回り単独3位に浮上しました。
加えて小林が4打数2安打で規定打席に到達し首位打者にランクインすることにもなりました。

前日から雨予報でしたので試合があるのかどうか自体が不安でしたが、
予定通りに試合はスタート。ただし、雨は降り続けていましたので、
途中コールドも念頭に置かなければなりません。先制して常にリードをしておきたいところでしたが、2回表に平田に大きな一発を浴びて1点先制されてしまいます。
しかし、直後の2回裏に、岡本ヒットを皮切りに、この日7番に打順を上げた小林がヒットで続き、立岡同点タイムリー、山口俊も勝ち越しタイムリーと3連打で逆転に成功します。

4回裏にも押し出し四球でリードを2点差にまで広げます。

あとは降雨コールドとなってもいいように早めに試合を進めてもらいたいと思いましたが、途中雨が小やみになったり再び強く降ったりと不安定な状況。

7回には無死2塁という絶好の追加点のチャンスでしたが、
クリーンアップで結果が出ずダメを押せません。

9回になってマウンドの状態も悪そうなところで、2死無走者からアルモンテにヒットを許し、4番のモヤを打席に迎えます。
足元が滑って、同点2ランを浴びるという最悪のシーンも想定できた場面でしたが、
早めに追い込んで最後はファーストゴロに仕留めてゲームセット。

雨の続く状況で、これ以上の試合は勘弁してもらいたい感じでしたので、
TVで見ていながらもホッとしました。

先週も書きましたが、山口俊をFA獲得して本当に効果大だと思いました。
菅野と同等、スタミナ的にはそれを上回る安定感であるように感じます。

今夜は山口俊が9回を投げ切り、
木、金は試合がないので、明日の試合は中継ぎ陣をフル投入できるでしょうから、
吉川光も初回から飛ばして投げてもらいたいです。

中日の先発は大野なので、中井・長野がスタメンなのでしょうか。
亀井は左右関係なく起用してもいいように思いました。

では、また。

4月22日(日)対タイガース@自宅

甲子園での3連戦をまさかの3連勝で終えることができました。
金曜、土曜の試合は外出先でしたのでスマホで経過を追う感じでしたが、
本日は日曜午後のデーゲームということで試合の最初から最後まで自宅TV観戦となりました。

初回は坂本の止めたバットに当たった打球がライト前に飛ぶラッキーなヒットで出塁するも、続く吉川がバントを失敗の挙句、進塁打を打てずに1アウト。
ゲレーロが初球併殺チェンジでモヤモヤとした気分となりました。
加えて、その裏、連続三振で簡単に2アウトを取るも、糸井に死球
ロサリオの強い打球は坂本の捕球ミスを誘い1、3塁に。
福留にライト前タイムリーを打たれて先制を許します。
今シーズン先制を許すと、ほぼ勝てないという結果が出ていますので、
加えて初物に弱い巨人打線ということを考え合わせると、
厳しい試合となりそうだというイメージがよぎりました。

しかし4回表、吉川尚の2ベースを皮切りに、ゲレーロが逆方向に軽く打って同点タイムリー。マギーは進塁打となり1死3塁。外野フライでも勝ち越しの場面でしたが、
岡本がセンター前に返して勝ち越しに成功。
更に、亀井のフェンス直撃2ベース、小林のタイムリーと、
前日の4回の攻撃と同様の攻撃+αで前日を上回る4点を奪い、試合の主導権を握ります。
更に5回にも先頭のゲレーロ・ヒット出塁。マギーの当たりは糸井の捕球ミスを誘う2ベース。無死2,3塁となり、またも外野フライで追加点の場面で岡本となり、
打った瞬間は、犠牲フライ間違いナシとは思いましたが、まさかのバックスクリーンへの3ランとなり実質的にこの時点で試合の趨勢は確定したかと思いました。

その後もゲレーロのソロHR等を含む3点を追加して、
先発・野上は8回までを投げ切り、9回は篠原が三者凡退に仕留めて、
圧勝で3連戦を締めくくりました。

敵地での3タテはうれしいですが、巨人も既に被3タテは2度も経験していますので、
ようやく一つやり返すことができたかと思います。

中日も広島相手に3タテしたようですので、
週明け火曜からの3タテチーム同士の対決が楽しみです。

山口俊が初戦を取ってくれれば、2戦目が吉川光でも
打線がこの勢いが続くのであれば、なんとなりそうな気もします。

週末からはGW9連戦がスタートするので、
できれば連勝を伸ばして借金完済してもらいたいものです。

では、また。