首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

6月9日(土)対ライオンズ@東京ドーム

打ってほしい、ここぞの場面で出た7回裏の坂本の逆転3ランと、
1点差に追い上げられた8回裏に出た阿部の3ランのいずれについても、
目から電光石火が飛び出る感覚で打球がスタンドまで着弾するのを見届けることが出来ました。
長野応援歌の歌詞に「夢の弾道」というフレーズがありましたが、
2本の3ランのいずれもが、その言葉に相応しい一発だったかと思いました。

試合終盤に素晴らしい3ランを2発見届けたので、
昨夜までの記憶は全て上書きされた感じがします。

素人の感覚として、対西武の攻略法がわかったような気がしました。

 先発投手を降板させて、中継ぎ投手陣を引っ張りだせれば、終盤で勝負できる。

ということです。

よって、試合序盤は持球作戦で球数を稼ぎ、相手投手を消耗させ、
巨人の先発投手は、終盤でも追いつけないほどの大量失点をせずに、
今夜の田口のように中盤まで粘ることが出来れば、
パリーグ首位の相手といえども、
勝機が見いだせるということです。

明日の内海も先週のオリックス戦と同様の投球ができれば、
中盤~終盤でチームとして勝負できるかと思いました。

もちろん序盤で大量リードが出来れば、
その心配は無用ですが、巨人の苦手な外人投手なので、
今季のこれまでの傾向からすると、
動くボールで打ち損じが頻発するという展開が予想されます。

ボールを振らない、
追い込まれるまでスイングしない、等の持球作戦を取れると良いように
素人考えでは思うのですが、どうでしょうか。

今夜の試合については、序盤の岡本の2本のタイムリーが良かったと思いました。
田口の後を継いだ、谷岡・池田・田原も前夜に引き続いて、
無失点継投をしてくれたので、終盤の逆転劇につながったかと思いました。

明日勝って、久々のカード勝ち越しを決めたいですね。

では、また。

6月8日(金)対ライオンズ@東京ドーム

敗れはしましたが、観戦体験としてはそれなりに満足度の高い試合となりました。
菅野と菊池の両先発ということで僅差のゲームになるのではという試合前の想定がありましたが、期待に反して、一方的な展開。
秋山の先頭打者HRは仕方ないにしても、
3回の2失点、4回、5回の失点もいずれも2死からで、
菅野らしくないように思いました。
西武打線がそれだけ強力なのかもしれませんが…
個人的には序盤で4点ビハインドまではギリOKとは思ってましたが、
5回2死無走者から、5点目を取られた時点で、今夜の敗戦は覚悟しました。
よって、あとは巨人が一矢報いることが出来るか否かに、
興味をシフトして観戦していました。
待球作戦が功を奏したのか、2回で球数50球近くまで投げさせ、
菊池の降板を促進する作戦を取っていたように感じましたが、
大量リードになってからは、早めに打つようになってしまい、
4回以降7回までいずれも三者凡退で淡泊な攻撃となってしまいました。
ファンが5点ビハインドで試合を諦めるのは納得できるのですが、
選手及びベンチまで諦めるのは納得できかねます。
0-5のまま試合終了なら怒り心頭の場面でしたが、
菊池から交代したワグナーを相手に、吉川尚が一矢報いる2ランを放ち、
岡本・四球、陽がヒットでつなぎ一打出れば同点の場面を迎えて、代打・阿部。
初球に手を出しますが、あえなくレフトフライでチェンジ。
しかしスタンドは盛り上がりました。
菅野は5回で降板しましたが、
池田、谷岡、田原が1イニングずつ無失点で切り抜けます。
勝利を確信しているので雑なバッティングだったのかもしれませんが、
追加点を取られれば完全終了となりましたので、よく継投したと思います。
9回表は昨夜敗戦投手となった上原が連投で登板。
先頭打者にヒットを許しますが、その後は締めてリズムを作ります。
3点ビハインドで9回裏となりますが、
相手守護神・増田に対して、長野が内野安打。代打・亀井が2ベースで、無死2、3塁。田中俊、坂本が内野ゴロでそれぞれ打点を挙げて1点差に。
吉川尚の打球は1ゴロでしたが弾いてくれて出塁します。
ゲレーロが2ベースを放ちますが、3塁ストップで2死2、3塁。
個人的にはホームに突っ込んでもらいたかったです。
4番・岡本にまで打席が回り一打出れば逆転サヨナラの場面までを迎えますが、
見逃し三振でゲームセットとなりました。

5点ビハインドで負け確定の試合でしたので、
もしかしたら逆転サヨナラの場面まで至ったので、
個人的には満足です。

試合を通じて一番主張したいのは、
マギーは不要ということです。
打てない守れないでは話になりません。
この試合、相手チームの3度の出塁にマギーの拙い守備が絡んでいました。
菅野に余計な負担を課したのが、マギーの守備です。

単純に、サードは田中俊にして、
マギーを2軍降格させ、ヤングマンを先発起用すればよいと思います。
下手に1軍にいると起用せざるを得なくなるので、
2軍に行ってもらった方が踏ん切りがつきやすいかと思います。

エース菅野で一方的なゲーム展開になるというのは、
セリーグはどれだけレベルが低いのだろうと疑念を感じざるを得ないところでしたが、
Gナインの反骨心で1点差まで追い上げる展開を見せてもらえたので、
まぁ良かったです。

普通に考えると強力な西武打線相手では3タテの可能性も少なからずありそうですが、
今夜終盤に示してくれた反骨心を明日以降は序盤から示してもらいたいものです。

では、また。

6月6日(水)対イーグルス@東京ドーム

個人的には生観戦戦績が5連敗でストップしましたので、非常に大きな勝ち星となりました。
加えて、1回裏にゲレーロの2ランでリードして、試合終了までリード状態を保てましたので、落ち着いてゆったりと試合を観戦することができました。
ビハインド展開になると、気分的にグレーになりますので、
沈滞ムードとなりがちですが、
常にリードを保った状態だと、
例え結果的に2桁残塁となろうがならまいが、
勝利するか否かが重要なので、
残塁数1ケタで敗れるよりも、残塁数2桁でも勝つ方が遥かに重要です。

今夜も結果的に2桁残塁になったようですが、
終始リードを保っていたので、
特に気になりませんでした。

むしろ一方的な試合展開とならず、
最後まで試合の緊張感が保てたので、
良かったかと思います。

明日は相手・先発は岸投手ですが、
個人的には楽天打線は相当に低調ですので、
少しでもリードを奪えれば、鍬原投手のプロ初勝利も
十二分にありうるのではないかと思います。

久々のカード勝ち越しを決めてもらいたいものです。

では、また。

6月5日(火)対イーグルス@東京ドーム

今夜も素晴らしい精神修養の機会を与えていただきました。
由伸巨人は「他者への奉仕」を第一に優先されていることが、よくわかりました。

今季の交流戦、ここまで一勝もしていない楽天に対して初白星を献上するとともに、
先発・ルーキーにもプロ初勝利を献上しました。

被安打3でありながら4失点。
一方、8安打を放ちながら得点は1点しかあげないという、
相手チームを立てた謙抑的な姿勢にほとほと頭が下がります。

先発投手は、四球のち被HRで効率的に2点を献上というシーンを、
先週の1試合2度に引き続いて、今夜も披露してくれました。

救援投手は2死満塁でワイルドピッチで1点を献上というシーンを、
先週に引き続いて、今夜も披露してくれました。

相手が喜ぶことであれば、何度でも繰り返すという
「他者への奉仕」精神が遺憾なく発揮されているように思います。

制球に苦しむ相手チームの元・守護神相手に、
ストライクが一球も来ていないのに、自分本位で3回空振りする
助っ人外人も素敵です。
続く打者が二連続四球で、チャンスが到来し、代打・阿部の姿が見えたところで、
併殺打を放つところも「他者への奉仕」の精神が垣間見られました。

自己利益よりも、「他者への奉仕」を優先するチーム運営は
なかなか珍しいかと思います。

これからも精神修養をさせていただくために、
ドームに通いたいと思いました。

では、また。

5月31日(木)対ファイターズ@東京ドーム

ドラ1・ルーキーの鍬原が先発ということで、事前の期待水準は、ワンサイドゲームとなることなく試合を成立させてほしいというものでしたので、
一昨日の試合と同じく2点差で敗れましたが、余り悔しい気分とはなりませんでした。

試合としては、被安打3ながら4失点。巨人はその2倍の6安打を放ちながらも、
散発で2得点のみということで、四死球が相手に7与えておきながら、巨人は2に留まったことも影響したかと思います。

桑原は5回を投げ切って、被安打2、四死球は6、奪三振は7でしたので、
初登板としては十分に良かったかと思います。

打線も久々のスタメンの陽がマルチ安打を放ち、昨夜はさっぱりだった岡本が先制の
フェンス直撃のタイムリーを放ち、
ゲレーロもソロHRを放ちましたので、
それなりに機能してはいたかと思います。

相手のチャンスは実質、3回表の1回切りでしたので、
走者が溜まったところでのレアードの2点2ベースが致命傷となってしまいました。

結果は残念でしたが、吉川光のグダグダ投球で敗戦するよりは、
遥かに清々しい気分です。

来週は楽天戦での登板があるでしょうから、プロ初勝利を期待したいです。

では、また。

5月29日(火)対ファイターズ@東京ドーム

巨人の打者には四球禁止令でも出ているのかと思うほど、
早打ちが目立つ試合でした。

記録を遡ると、本日と日曜の阪神戦が四死球ゼロ。
金曜と土曜の試合が四死球が共に1と、
与える四死球は、先週金曜から順に、1、5、4、2の計12となっているのに、
奪う四死球は4試合合計で僅かに2というのはバランスを欠いているように思います。

特に阪神戦での小野投手や、才木投手はボールも多いのに、
ボールを振って相手を助けているかのように思われます。
ラジオの解説者も吉川尚は見逃せば四球なのに、
ボール球をカットして粘った挙句に、ストライクを見逃し三振して、
選球眼がずれていると指摘していました。
吉川尚に限らず、巨人の打者全体にストライクゾーンがずれているのでしょうか。

本日の試合、山口俊は3ボールまでいく機会が多かったです。
結果的に三振等でゼロに抑えてはいるものの、球数が多くなり、
4回終了時点で、相手投手の球数の2倍程度に達していたかと思います。

守備機会においては、ボールが先行、球数が増える、守備時間が長くなる、野手に疲労が蓄積する、巨人側の観客のストレスが溜まる、とマイナススパイラルが進行する一方で、
攻撃機会においては、巨人の打者も、相手投手に球数を投げさせればよいのに、
早打ちで簡単にアウトになりますので、
相手野手は守備時間が短くなる、相手野手に疲労が蓄積しない、
巨人側の観客は攻撃時間が短く盛り上がれずストレスが溜まる、
相手野手は攻撃に集中できる、失点する、というように
マイナススパイラルの二重螺旋のような試合展開となりました。

この試合放ったHRの数は、相手2本に対して、巨人は3本で数では上回るものの、
相手の2本はいずれも2ラン、こちらの3本はいずれもソロですので、
効果が異なります。
四球で走者を溜めて一発なら効果的ですが、早打ちで出会い頭の一発では
インパクトが弱いです。

巨人側の選手評価のインセンティブの付け方が間違っているのではないでしょうか。
四球もヒットと同様に評価するとか、
投手の評価基準も、奪三振数とかのみではなく、少ない球数でアウトを稼ぐ効率性的な
評価基準を取り入れないと、無駄に守備時間が長くなり、
一方で攻撃時間は短くなり、結果として淡泊な試合運びとなります。

他球場の経過を追いながら観戦しましたが、本日の6試合中、
最も早く試合終了しました。

幸いにして、DeNAを除くセリーグ5球団はいずれも敗れたので、
順位的な影響はほぼありませんでしたが、
もう少し攻撃方法について、ボールに手を出さず、ストライクを振るという
基本に立ち返って粘りのある攻撃を見せてもらいたいと思いました。

監督の選手起用以前の問題として、戦術のレベルで問題があるように思われました。

では、また。

5月26日(土)対タイガース@甲子園球場

前日はナイターでしたが、本日はデーゲーム。
試合終了とともに新大阪駅に向かい帰京しました。
ナイター&デーゲームの組み合わせであると、一泊分で2試合観戦できるので効率的ですが、そのような日程組み合わせは限られているので、今回は天候とも合わせて
上手い具合に運びました。

 

2点先制して逆転されましたが、長野の同点2ランで終盤に追いつくことが出来ました。

しかしながら、新幹線の時間が迫っているため、

延長に入ることなく、決着がついてほしいものだと願っていましたが、思わぬ形で9回裏で決着がつきました。

 


昨日の記事で、アサヒの一社独占、キリンが締め出されたのではと記載しましたが、不正確でした。

 


本日はアルプス席で観戦しましたが、ここだと外野が見えるのですが、キリンも居ました。

正確には内野はアサヒ独占。

外野はキリンもいるというのが正しいようです。

 


まさかの連敗となりましたが、

残り試合も100試合近くありますので、

交流戦の勝ち越しを目指して、

頑張ってもらいたいものです。

 


では、また。