首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

7月3日(火)対ベイスターズ@東京ドーム

5回裏までパーフェクトに抑えられていましたので、
試合展開が早い早い。そのまま行けば20:30には試合終了というペースでしたが、
7回裏に粘りに粘り、相手DeNAも7回裏に3投手を登板させるという継投で時間を要し、結果的には、3時間14分という試合になりました。
1点差負けが多いという不名誉な記録が続いた今季の由伸巨人でしたが、
逆に今夜は1点差で辛くも逃げ切って勝利となった試合でした。

先発・鍬原は6回を投げ切って2失点。
四球献上後のHRといういつもの展開ではなく、
今夜は宮崎にフェンス直撃のヒットを打たれた後の、
柴田の2ラン被弾ですので、一応進歩してはいるのかなと思いました。
先発で6イニング投げ切って2失点ですので、普通に評価すれば合格点かと思います。
来週のヤクルト戦での好投を期待したいです。

相手先発は、バリオス投手でしたが、
初物/外人投手には弱い巨人打線でしたが、
実際にはソフトバンクから移籍した投手ですので、
実態上、初物とは言い難いかと思いましたが、
手こずって5回までパーフェクトに抑えられてしまいます。
6回裏にチーム初安打となるセンター前ヒットを大城が放つと、
陽が送りバント。代打・阿部でスタンドは盛り上がりますが、あえなく三振。
チャンスが萎みかけましたが、坂本がライトスタンドへ同点2ランを放ち、
試合を振り出しに戻します。

同点でホームゲームなのだから、勝ちパターン継投をしてもよいと思いましたが、
谷岡がマウンドに上り、先頭打者の代打・石川にヒットを許し、亀井、田中の連続失策で、無死3塁の大ピンチに、大和は三振に抑えますが、桑原にセンター前にはじき返されて勝ち越しを許してしまいます。
1点差ならなんとかと思いましたが、2死後、ソトにフルカウントから更にタイムリーを打たれ2点差となりかなり苦しくなりました。

しかし、直後の7回裏に2死無走者という場面から、
亀井・四球、長野ヒットで1、3塁。
投手交代して、大城・四球で満塁に。
更に投手交代して、陽がフェンス直撃の2点タイムリー2ベースを放ち、同点となります。続く代打・宇佐見が今度はHR性の左中間への2点2ベースを放ち、2点リードとなります。
この場面はスタンドでも相当に盛り上がりました。
2死無走者から4点ですので、諦めてはいけないということが実感できました。

2点リードで澤村が登板。サクサクと終わってくれるかと思いきや、
1失点してなお危険球退場というおまけつき。
緊急登板(?)となったマシソンが、神里を三振に仕留めて難を逃れると、
9回表も三者三振に仕留めてゲームセット。
僅差での勝利を挙げることができました。

本当に制球不安のカミネロではなくて、マシソンが守護神に収まってくれて、
良かったと思います。

序盤、中盤はビハインドでしたが、
終盤で逆転して勝利するという痛快な試合で満足度の高い試合の一つとなりました。

阪神が中日に敗れてくれたため、
ゲーム差なしですが3位に浮上。

明日のヤクルトの結果次第では2位浮上も可能ですが、
首位・広島とのゲーム差を詰めたいので、
ヤクルトに頑張ってもらいたいものです。

中5日で菅野という説もありましたが、
普通に田口が先発するようですので、
久々の田口の勝ち星を期待したいです。

では、また。

6月24日(日)対スワローズ@東京ドーム

スタメンアナウンスで1番・陽と聞いてアレっと思いました。
2番・田中俊とのことで、吉川尚と入れ替わりなのかと考えましたが、
3番・マギー、4番・岡本はいいとして、5番に坂本なのかと訝りましたが、
結局、坂本はスタメン起用せず、メンバー表に名前はあってもベンチにも居なかったようでした。
坂本、ゲレーロが不在ということは、将棋でいえば飛車角落ち。ある種のハンデが付いたような状態で戦わざるを得ないということです。
ヤクルトは、ベストメンバーなので、イメージ的には1.3軍で、相手の1軍と対峙した感覚でした。

それでも3点ビハインドの9回裏に2点を返し、仮に一発が出れば逆転サヨナラの場面まで至りましたので、スタンド的には大いに盛り上がりました。
0-3で完封負けなら怒り心頭でしたが、相手守護神をギリギリまで追い詰めたので、
個人的にはまぁ満足しました。

不可解だったのは、8回裏の場面です。
相手のミスでもらった無死1、2塁のケースで、打席には田中俊。
バントが好きな高橋監督なら当然送って1死2,3塁とするのだと思いきや、
まさかの強攻でレフトフライ。
仮にマギーが申告敬遠で歩かされても1死満塁で岡本を迎えられるのだから、
何故強攻したのかわかりませんでした。

相手投手の制球が定まらないところで、早々に送りバントをしたり、
送りバントをすべきところで指示を出さない。
作戦の一貫性が感じられませんでした。
相手のミスに付け入らずに真正面で勝負して、
連続三振でチェンジ。
絶好の得点機で1点も取れなかったのが、
またも1点差で敗れる不名誉な記録を伸ばすことにつながったかと思いました。

9回表にはアダメスが登板しましたが、余りカミネロと大差ないように思いました。
2人ベンチに居てもしょうがないので、どちらか一方でよいかと思います。

阪神が3タテを喰らったため、巨人は2位キープをしたものの、
5.5差にまで広がってしまいました。

火曜からの直接対決で引き離されることのないように、
願いたいものです。

では、また。

6月23日(土)対スワローズ@東京ドーム

結果的に23時間以内に2試合観戦することとなりましたが、
相対比較で本日の試合は軽かったです。
ナイターとデーゲーム。試合時間が3時間36分と2時間23分。
試合終盤に1点差まで追い上げられた試合と、試合中盤で7点リードした試合。
先発投手が普段より不調なのと、いつも以上に好調なこと。
内野戦での観戦と、外野席での観戦等々。
諸々あったのでしょうが、今一つ観戦密度が昨夜比では薄かったように感じました。

負け試合よりは遥かに良いのですが、
相手方が無抵抗でスイスイと試合展開してしまうので、
もう少し手応えが欲しかったような気がしました。

山口俊が付け入る隙を与えなかったということもあったのでしょうが、
ピンチらしいピンチは、2度のみで、
2回表の1死1、2塁で、昨夜好調だった西浦を併殺チェンジ。
7回表に昨夜3ランを放った代打・畠山に2ベースを浴びて、
2死2、3塁の場面だったかと思います。
代打・荒木で2点タイムリーとなれば、4点差となり、
ヤクルトの終盤の粘りを考えると試合の流れが変わりかねない場面でしたが、
マギーがヒット性の当たりを好捕してチェンジ。
一番のハイライトかと思いました。

攻撃面では初回に昨夜に引き続いてマギーが先制タイムリー。
4回に岡本がソロで2-0。
山口俊の状態を考えると4点差になれば勝てそうと思いましたが、
5回裏にマギーが3ランを放ったことで、実質的に試合の趨勢を決定づけたかと思いました。

TOKYOシリーズは、神宮で3タテを喰らいましたが、
昨夜、今日の連勝で押し戻しましたので、
明日で3タテ返しをして、対戦成績を五分に戻したいですね。

小川投手に対して、今村なので、先発的にはどうかと思いますが、
月曜は休みですし、本日は山口俊が完投していますので、
中継ぎ陣を惜しみなく投入できるので、序盤でリードを奪う展開としたいところです。

では、また。

6月22日(金)対スワローズ@東京ドーム

先発・菅野に対して、相手先発は山田大ということで、ある種の不戦敗というか、
ヤクルトは敗戦覚悟で、ブキャナンやハフを菅野にぶつけてこないのだと試合前は思いました。
序盤で6-0と一方的なリードとなりましたので、普通の菅野であれば、
ワンサイドゲームで楽勝の展開でしたが、
今夜の菅野はかなり不調の菅野のようでした。
初回に1死満塁という先制のピンチを迎えます。
5番・雄平はファーストゴロで本塁封殺。次打者の坂口には相当ファールで粘られますが、2ゴロで無失点で切り抜けます。
菅野登板試合は20:30前後で終了するのが通常ですが、1回表だけで20分近くを要しましたので、いつもの菅野ではないことが初回時点で判明しました。
その裏、2週間前には当ブログで打てない・守れないと酷評したマギーが先制タイムリーを含む4安打の大活躍。守備機会でもヒット性の当たりを好捕するなど、
休養期間の効果があったのか、攻守に大活躍でした。
マギーだけでなく、長野も猛打賞、4打点の大活躍で勝利に貢献してくれました。

菅野は5回表こそ三者凡退に仕留めますが、それ以外のイニングは常に得点圏にランナーを置く苦しいピッチングで、4回表に西浦に2ランを浴びて4点差。
6回表は、連打を浴びて代打・荒木。追加点を取られると試合の流れを手放しかねない場面でしたが、三振に仕留めて6回を投げ切ります。

球数が125球でしたので、6回裏には代打が出されます。
7回表は澤村、8回表はマシソンでしたが、2死無走者からまさかの3連打となる、
代打・畠山の3ランを浴びて6-5と1点リードまで詰め寄られます。
流石に交流戦の最高勝率チームは伊達ではないなと思いましたが、
ドームでのヤクルト戦は何となく勝てるイメージがありましたので、
試合展開としては面白くなったと思いました。

直後の8回裏に坂本の2ランが飛び出て3点差に突き放します。
ロッテ戦では、2番打者が貧弱であったため得点機の坂本は悉く申告敬遠されていましたが、2番に陽を置く打順の組み替えが功を奏した場面だと思いました。

1点リードでカミネロだと、日曜の悪夢の再現再びの可能性があり得ましたが、
流石に3点リードなら、余裕だろうと安心して見守ることができました。

結局3時間半超の長い試合となりましたが、常にリードしている展開でありながらも、
終盤まで緊張感を保つ展開で、最後まで楽しめました。

明日は、山口俊とハフ投手ですが、
ドームで山口俊が勝てていないので、明日こそは白星を挙げてもらいたいものです。

では、また。

6月17日(日)対マリーンズ@千葉マリンスタジアム

1-0の僅か1点リードでカミネロならこのような結果になるだろうことは
事前に想定しておりましたので、別段ショックはないです。
本日の敗戦自体は特にこだわることはありませんが、
むしろ逆転サヨナラ負けを契機として、
カミネロと澤村の順番を入れ替える等、後半戦に向けて、
勝ちパターン継投のあり方を再考してもらえるのであれば、
むしろ意味のある敗戦だったかと思いました。

本日は佐倉市デーということで、荻野目洋子が国家を唄い、
試合途中もダンシング・ヒーロー・タイムがあり球場スタッフが
踊っていたので、ビジターゲームとしては勝たせてあげても結果的には
止む無しの気分で観戦していました。

吉川尚のスクイズで1点先制しましたが、
その後も再三の得点機がありましたので、
そこで決めていれば、普通の勝ち試合だったかと思います。
6回表の1死2、3塁での岡本。
7回表の2死満塁での田中俊。個人的には代打・マギーかと思いましたが、
凡退。
9回表も2死満塁で代打・大城でしたが空振り三振。
絶好の追加点機でいずれも無得点で終わったことが、
このような結果を招いたかと思います。

カミネロは制球が定まらないので、僅差での登板は信頼性が著しく低いです。

リーグ戦再開後は配置転換を強く望みたいと思います。

試合途中から雲が晴れて強い日差しが直接差すようになって、
暑くなりましたが、外野の壁の穴から水平線が見えるとは思っていませんでしたので、
球場体験としては、それなりに満足のいくものでした。

この球場を訪れるのはあと2年はないかと思いますが、
金曜にナイター、本日はデーゲームと雰囲気の違いを楽しめました。

金曜の教訓を生かして、試合後は歩いてJR駅まで向かいましたが、
20分程度で着きましたので、シャトルバスの利用をしなくても、
却って早く帰宅することができました。

4日間の休みの間に、是非カミネロの処遇について再考いただきたいと思いました。

では、また。

6月15日(金)対マリーンズ@千葉マリンスタジアム

天気予報は雨予報でしたので試合の開催自体が危ぶまれていましたが、
結局、試合中も試合前後も雨は降ることなく、菅野が完封勝利を挙げました。

天気予報を見る限り、仮に試合があっても雨は不可避という状態でしたので、
G-poポイントアイテムで獲得したオレンジ・ポンチョを遂に使うことになるかと思い
カバンに忍ばせて球場入りしましたが、使うことなく済みました。

この球場で巨人が勝利するのを観戦するのは、2012年の内海先発時以来ですので、
実に6年ぶりのことです。
交流戦の仕様が変更となり、2016年以降、ホーム/ビジターが隔年で入れ替わることになりましたが、何故か2年連続でロッテ戦はドーム開催でしたので、
こちらの球場を訪れるのは2015年以来となります。
前回の観戦時は、マイコラスが1年目で、送りバントからのバスターで2ランを浴びるというあり得ない展開で敗戦していただけに、
3年越しでリベンジすることができました。

この試合、初回に陽のタイムリーで先制。
3回にも陽の2ランで3点リード。
先発・菅野を考えると、ほぼ勝ったかなと思いましたが、
4回表に坂本の2点タイムリーで5点リードとなったことで勝利を確信しました。

菅野自体は、4回裏に無死1、3塁のピンチを迎えますが、
ここからギアを上げて相手のクリーンアップを三者凡退に仕留めて、
1点も許さなかったことで、以降はピンチらしいピンチもなく、
完封勝利となりました。

試合は21時前には終わりましたが、JRの海浜幕張行きのバスを待つ行列に
30分以上並び、バスに乗っても渋滞のため駅に着いたのは22時過ぎとなりました。
雨が降っていたわけでもないので、普通に歩いた方が遥かに早いと思いました。
次回以降は原則歩いて戻ろうと思いました。

他球場ではDeNAとヤクルトが共に敗れたため、
久々にセリーグで2位に浮上、広島も敗れたため首位とのゲーム差も4となりました。
2016年8月の広島3連戦で3.5になるか否かで優勝の行方が左右されましたが、
それと比較しても2か月近く前の段階で4ゲーム差ですので、
今季の今後は十二分に期待できるかと思います。

助っ人外人がスタメンから外れることで、チームのまとまりがアップしているように
思われますので、この調子で残り2試合を頑張ってもらいたいものです。

では、また。

6月10日(日)対ライオンズ@東京ドーム

今季初めてライトスタンドで観戦しましたが、
今季初のサヨナラゲームとなりました。

9回表先頭の岡本が投手強襲ヒットで出塁して代走が吉川大。
続く5番打者は阿部でしたが、まさかの送りバント
昨夜も同様の場面で陽に送りバント指示があって結局三振でしたので、
本気なのかと思いましたが、辛うじて走者を送って1死2塁。
亀井は申告敬遠で1死1、2塁。
次打者・陽はカウント3-0から打ちに出て、
打球がどこに転がったのかわかりませんでしたが、
内野ゴロで1死満塁。

小林に代えて代打・大城でしたが、カウント2-1から、
犠牲フライには十分で結果的には頭を越えたサヨナラヒットで、
巨人は今季初のサヨナラ勝利となりました。
この大城の打球もフェンスの死角に入ってしまったので、
捕球されたのか、ヒットだったのかはその時点ではわかりませんでした。
ただし、1死満塁であったこととフェンス際まで打球が来ていたので、
サヨナラ勝利なのだろうと類推したうえで、歓喜しました。

周囲のGファンとハイタッチして盛り上がりましたが、
現場に近いが故にわかりにくいのは困ったものだと思いました。

自分の観戦していたブロックに初回の坂本のHRも、
亀井のHRも着弾しました。
6回の森の打球もグングン近づいてきましたが、
フェンスに当たって、亀井が好処理して2塁進塁を阻止したのでしょうが、
こちらもフェンスの死角に入ってしまうので、
リアルタイムではどうなったのかが、さっぱりわかりませんでした。

ガチのGファンが多いので、周囲の熱に圧倒されながら観戦しましたが、
少なくとも今季は2度と行くことはないかなと思いました。
自分には向かないように感じました。

では、また。