首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

4月28日(金)対スワローズ@神宮球場

今季2度目のビジター観戦。

昨年は神宮球場に3度訪れて全部負けるという散々な結果であった。

神宮では巨人は勝ちにくいという傾向があるためか、

球場の観客の入りも、広島、阪神と比べると巨人ファンの数は少ないように思う。

ドームで試合が観られるのに、わざわざ雨風のリスクのある神宮で観ようとは思わないのかも知れない。

 

広島、阪神は本拠地が遠いので、こちらで試合を観ようと思えば、

ドームまたは神宮ということになるが、いずれもビジター戦となり、

試合数が限られるので、神宮であっても足を向けているのかも知れない。

 

さて、この試合。試合開始前に始球式が2度も行われたので珍しいことだと思った。

最初は、打者が立たない状態で、女優の新川優愛がドラマのプロモーション目的で始球式を行い、試合開始直前には、打者を立たせた状態で、公明党の山口代表が始球式を行った。

 

政治家の始球式というと、4年前のGW期間中に、長嶋・松井の国民栄誉賞授与式に絡めて安倍首相が行った時が記憶に残っているが、巨人=自民党、ヤクルト=公明党という関係性イメージが個人的には印象付けられた。

(実際は無関係なのだとは思うが…)

 

ヤクルトの先発は、神宮では無敵の石川投手が先発ということで、

またも負け試合の可能性もあるなと試合前は感じていたが、

1回表でその想定は幸いにも覆ることとなった。

 

先頭の立岡が四球で出塁。イニング先頭打者の四球は得点になる可能性が高いのが一般的ではあるのでムードが高まる。

前日の広島戦で得点機を悉く逸していたので、次打者の中井は手堅く送るのかと思いきや、強攻してヒットで出塁。

続く坂本もセンター前に弾き返して、先制点を挙げ、広島戦から続く得点できない嫌な流れを断ち切ると、阿部に代わって4番の村田は空振り三振。

しかし、マギーがレフトポール近傍に大飛球を放ち審判の判断はHRということで、

試合早々に4得点。

こちらの先発はマイコラスということを考えると、この時点で「今日は勝ったな」と思いました。

その後も石川のセカンドフライのような2ベース、小林敬遠の後のマイコラスのヒットで、打者一巡し再び立岡が打席に。

ここで2点タイムリーでも出ればコールドゲーム的な展開になるかもと思いましたが、

内野ゴロでチェンジ。

1回表だけで30分近く要しました。

 

楽勝の試合かと思いきや、ヤクルトも結果的には9安打を放ち、塁上を何度か賑わわせるのですが、あと1本が出ず無得点。

先日の地方球場での2試合も完封勝利させていただいておりますので、今季ここまでヤクルトには失点をしていないということになります。

極め付けは、7回裏の山田の幻の3ランかと思います。

マイコラスの後を受けた篠原でしたが、先頭打者の振り逃げとヒットで1死1、2塁のピンチを作ると、山田の放った打球はライトポール際へ、初回のマギーの打球と同様にビデオ判定となりますが、こちらは判定が覆りファールになりました。

現地で見ていた立場からすると、どちらの打球もどちらとも取れる感じでしたので、

やはり映像で確認するのは必要だと思いました。

 

巨人側としては石川の2ラン、マギーのフライに対するバレンティンと坂口の譲り合いによる追加点と序盤は効果的に得点しましたが、点差があるためかその後は比較的に抑えられました。

 

神宮からの帰り道は昨年までは打ちひしがれた気分で歩かざるを得なかったのですが、

久々に意気揚々と球場を後にすることが出来ました。

 

やはり今年の巨人は昨年までとは違うなということが実感できた試合となりました。

 

では、また。