首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

「川上哲治生誕100年記念試合」でサヨナラ勝利!今季最多貯金15に!!

劇的なサヨナラ勝利の試合となりましたが、原監督の判断の素晴らしさに改めて感服した試合でした。

一昨日の中日戦からウィーラーがブレーキになっていると感じていました。
丸が4安打で出塁しても2度併殺でチャンスを潰し、増田が代走で出ても内野ゴロで
2塁封殺で増田がアウトとなり代走の意味を消してしまっていたからです。

今夜の試合も、2打席連続空振り三振の後、3打席目も併殺打
全く機能していません。
個人的には、中島とスタメンを代わるべきと考えていました。

同点で迎えた9回裏の攻撃も、先頭の丸が2塁強襲ヒットで出塁。
代走・増田がコールされ、一昨日と同じ場面です。
代打を出すか、増田が盗塁するまで打つなのサインでも出すのかと思いきや、
初球から打ちに行ってマウンドに当たるゴロで抜けるセンター前ヒット。
無死1、3塁でサヨナラ機を作り出します。
外野まで打球が飛ばず、最近は三振かゴロばかりですので、打球コースが悪ければ、
またも併殺打でチャンスを潰すところでした。

過去、併殺打が多かったから、今度も併殺打だろうと考えるのではなく、
逆に今度は併殺にはならないだろうとポジティブに考えているとしか思えません。
その強気な判断が絶好機を作り出したと考えると流石の判断だと唸らざるを得ません。

次打者・大城が申告敬遠で無死満塁となり、吉川尚が打席に入ります。
こちらも普通に考えると、右の代打で中島か北村かと思うのですが、
中島はネクストサークルには入っていたものの、吉川尚をそのまま打席に送り、
2球ファールで2ストライクまで追い込まれましたが、5球目を前進守備のセカンド脇を抜けるプロ初のサヨナラヒットを放ち試合を決着させました。

ウィーラーの打席も、吉川尚の打席も小手先の最適解ではなくて、
選手の今後の活躍の伸びしろも見込んだ
長期的で視野の広い判断だと思いました。

試合後の勝利監督インタビューで、
「彼は足が速いし、当ててくれさえすればなにか起きるというところですね。ベンチの意図もわかって、しっかりコンタクトできましたね」
と語っていましたが、
一昨日の中日戦の初回1死満塁で、バットにかすりもせず三球三振に終わった若林とを比較すると、相手が右先発投手時のセカンドスタメン争いについては終止符を打っても良いのではないかと思いました。

全員が背番号16を背負った「川上哲治生誕100年記念試合」を無事に勝ててよかったです。

これで2位DeNAとは6.5差と思っていたら、ゲーム差なしで順位入れ替わりで、
2位は阪神となっていたんですね。

カード頭を取りましたので、明日、明後日は比較的、リラックスして試合に臨めるかと思います。

では、また。

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