首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

憑き物を振り落とした感のある9回2死からの3点差同点劇!

試合時間3時間43分の長い試合でしたが見ごたえ十分な濃厚な試合でした。
試合が長引いたために試合後の3Dプロジェクションマッピングとドローンを活用した
DeNA10周年イベントは中止となり、ベイファンにとっては二重の意味で散々な試合だったようです。駅に向かう途中、ベイファンの不満が耳に入ってきました。

試合開始当初から呪われているのではと思うほどアンラッキーが続きました。
戸郷が桑原に投じた初球は、バットとボールが一緒に飛んでいくショートゴロ。
バットが邪魔で送球できずに内野安打で出塁を許すと、
オースティンに初球を2ラン被弾。次打者の宮崎にもソロ被弾とチーム状態が悪いのに早々の3失点。立ち上がりから暗雲が立ち込めます。

攻撃面でも初回、2回と連続イニング併殺打
6回1死満塁でも代打・大城のライナー風一ゴロで、3-2-5の併殺打

挙句の果てには、8回裏2死無走者からデラロサが3連打を浴びて、
1点差で9回を迎えたかったのに2失点となり3点差に。
95%負けを覚悟しました。

9回表は、先頭の代打・亀井が2ベースで出塁するも、
松原、坂本凡退で2アウト。99%負けを覚悟しました。
しかし、昨夜に守備で拙いプレーのあった吉川尚が汚名返上のタイムリーで1点を返すと、暴投で2進後、4番・岡本がタイムリーでこの回2点目。
1点差で5番・中田。7回の好機にエスコバーから見逃し三振を喰らっていたため、
こちらも汚名返上の機会。ファールで粘りながらも三遊間への内野安打で泥臭く出塁します。
そして途中出場の6番・丸。こちらもファールで粘りながらも最後にライト前に運び、
土壇場で試合を振り出しに戻します。
次打者の代打・中島は見逃し三振となり逆転には至りませんでしたが、勝率的には有利ですので、引分けでも十分かと思いました。

ビエイラが抹消された関係上、9回裏は高梨でしたが、桑原に2ベースを浴びていきなりサヨナラ負けのピンチ。
しかし、守備固めで主力が既に不在であったことが幸いし、最後は畠が代打・蝦名を
見逃し三振に仕留めてゲームセット。

負けていればDeNAに3タテを喰らうことになり、出口の見えない長いトンネルに陥るところでしたが、不振を極めていた高齢選手達が土壇場で粘りと結果を出してくれましたので、チームは最悪の状態を脱し上昇機運に登っていける契機となったかと思います。

この試合のヒーローは、今季・初スタメンの岸田捕手だったかと思います。
相手のエラーでくれたチャンスを追い込まれながらもタイムリーで2点目を挙げてものにした上に、
山崎投手からも結果は三振でもファールで粘りを見せてくれました。
覇気のない試合運びが連敗中は続いていましたので、
久しぶりに粘り、反発力のある打線の繋がりが観られてよかったです。

明日からは本拠地ドームに戻りますので、
先ずは連敗ストップを果たしてもらいたいものです。

では、また。

f:id:hidemet:20210910002117j:plain