首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

守備固めスタメンが機能して、終盤は中田SHOWとなった試合。

日本ハムは中盤以降の投手は攻略しやすいのではないでしょうか。
巨人から自由契約になった古川投手が2番手でイニング跨ぎをするくらいなので、
中日やヤクルトを相手にする時のように終盤になると得点できなくくなるというのとは逆の状態かと思われます。

そのためスタメンは守備固め系選手を起用して中盤までの失点を防ぎつつ、
先発投手が降板して以降の脆弱な中継ぎが出てきた所で、
攻撃型選手を起用するというのが、パリーグ相手の交流戦においては、
理にかなった戦術なのだと思います。

ウォーカーはDHなので立岡によりレフトの守備の穴は埋まり、
ポランコについては松原起用によりライト守備の不安を埋めます。

中田はスタメン起用でもよいように思われましたが、
増田陸に出場機会を与えつつ、
ここぞの場面での代打で試合の流れをつかみます。

中田を温存していた原監督の采配も見事でしたが、
それに応えた中田選手のタイムリーも見事でした。

9回にはダメ押し2ランも放って、途中出場ながら、
試合の主役に踊り出ました。

個人的には、2度の送りバントを試みて、いずれも失敗直後に、
相手バッテリーミスにより走者が進塁できて、
その瑕疵が治癒されたという点が大きかったと思いました。
結果的に成功したのと同じ効果が得られたということです。

まともなチーム相手ならそうはならなかったでしょうが、
BIGBOSS率いるチームなので、粗さが随所に見られます。

巨人としては中盤までは守りを固めて、
中盤以降に相手のミスに乗じて得点を奪うという形が、
パリーグ本拠地の場合には良いのかも知れません。

では、また。