首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

9月27日(金)対ベイスターズ@東京ドーム

5年前にハマスタで優勝を決めた時も、翌週のドームで優勝セレモニーがありましたが、その時の試合相手は今回と同様にベイスターズで、結果は3-6で敗れたため、
ペナントを持っての場内一周の際に、何とも釈然としない気持ちになったことを覚えています。
加えて、その釈然としない感じはCSファイナルにまで引き続き、
阪神相手にまさかの4連敗で日本シリーズ進出を逃すという屈辱的な事態に陥りましたので、5年前の悪夢を繰り替えなさいためにも、
スッキリと勝って、優勝セレモニーを見届けたいと考えていました。

阿部の引退試合(?)効果もあってか、立ち見券も完売になるほどの盛況ぶりで、
振替試合でシーズンシートの適用がないため、実数ベースで4万6千超の観客は、
実質的には今季最多集客試合なのではないかと思いました。

公式戦ですが、試合途中に寸劇が入るなど、
ファン感謝デーのエキシビジョンゲームの公式戦版のように感じました。

要注意にソトに、あっさり2ランを浴びた鍬原の不甲斐なさには呆れましたが、
坂本の40号ソロ、今夜の主役の阿部の同点ソロでは大いに盛り上がりました。

追いついて尚、勝ち越しの満塁機を迎えましたが、
満塁では「持ってない」男の代打・若林がライト線に惜しい一打を放つものの、
結局は三振に倒れ、「持ってない」感の払拭はなりませんでした。

5回表には、結局4イニングを投げて勝利投手となった戸郷が今季2度目のマウンドに上りますが、先頭・伊藤裕にいきなり2ベースを浴びて、失点を覚悟させられました。
しかし、連続四球後、連続三振という素晴らしいピッチングで無失点で切り抜けると、
直後の5回裏に炭谷の満塁弾で試合の趨勢が決しました。

9回に田口が多少ドタバタしましたが、リードを保ってゲームセット。

勝利からの優勝セレモニーという期待通りのシナリオで、
5年前の轍を踏むことなくすみました。

原監督、阿部のスピーチも力強いものでしたので、
CSファイナルでも5年前と同じことにはならないかと思えます。

CSファイナルまでしばらく観戦予定はありませんので、
休養につとめたいと思います。

では、また。

9月23日(月)対スワローズ@神宮球場

阿部の同点ソロHR、大城の勝ち越しソロHRと連発で飛び出た8回表が
一番盛り上がりました。
9回表の岡本の2点ツーベースを含むダメ押しの3得点も良かったですが、
8回裏の1点リードでの無死満塁のピンチをしのいだ田口の投球も良かったです。

それに比べると、先発・今村の4回5失点はフォローのしようがない残念な結果でした。
消化試合に突入した現状では、ポストシーズンに起用できる選手の見極めの時期かと思いますが、
今村の起用はほぼなくなったように思われます。
一方で、今村の後を受けて3イニングを完全投球し、勝ち投手にもなった古川投手は、
ポストシーズンでの活躍が期待できそうです。
優勝試合で先発した戸郷投手と共にシーズン中にはなかった新戦力として、
ポストシーズンで頑張ってもらいたいです。

前夜もそうでしたが、満員御礼で7回裏以降には、ビール通常750円が
一律500円(その他の一部飲料も)というアナウンスを5回時点でしていましたが、
売上には逆効果ではないでしょうか。
増税だから駆け込み需要があるのと逆で、
7回裏まで待てば500円になるのだから、6回から7回表には
駆け込み需要の逆作用をもたらすように思われます。
実際、私も7回裏になるまで購入を控えました。

事前アナウンスをナシにするか、満員が判明した時点で即座に
500円に切り替えるべきかと思います。

9月終盤の時期のみの期間限定サービスのようですが、
来季以降は適用条件を再検討した方が良いのではと思いました。

では、また。

等価交換と不等価交換について

昨夜の神宮球場の観戦時に、ふと着想を得ましたので、備忘録的に記載します。

昨夜は、450円のチューハイと750円のビールを買いました。

450円のチューハイは、私にとって等価交換商品です。
商品の価格は、一般に客観的部分と主観的部分の2つの要素で構成されていると仮定します。

例:商品価格(450円)=[客観的部分]+[主観的部分]

ビールを飲んでいると味が同じなので、途中でチューハイを挟みたくなります。
その場合、チューハイの[客観的部分]=チューハイが通常有する味覚・分量等
を主に評価して、購入します。
逆に言えば、誰から買う(=売り子さん)かは余り関係ありません。

一方で、750円のビールは、私にとって不等価交換商品です。

[客観的部分]=ビールが通常有する味覚・分量等は、
銘柄を別にすればほぼ同じですので、差別化要素は、
[主観的部分]=誰から買う(=売り子さん)次第となります。

そして、[客観的部分]は、その名の通り、一般的に定まり得ると思いますが、
[主観的部分]は、その名の通り、買い手の気持ち次第です。
[主観的部分]は、変動幅が大きくプラスが伸びることもあれば、
マイナス側に振れる場合もあります。

よって、[主観的部分]次第によって、
客観的には750円のビールですが、
売り子さんAさんから買う場合には、当該購入行為は750円以上の価値を有するため、
売り子Aビール>750円 の不等価関係が成立し、差額がプラスですので、
購入行為が促進されます。

逆に、売り子Bさんは、私にとっての[主観的部分]はマイナス評価ですので、
売り子Bビール<750円 の不等価関係が成立し、差額がマイナスですので、
購入行為に至ることはありません。

今後、世の中のAI化が進んで、[客観的部分]でほぼ構成されるような商品は、
差別性が乏しいため価格競争に陥りコモディティ化していくのでしょうが、
[主観的部分]は、買い手の気持ち次第なので、価格競争にはなりにくいかと思います。
ただし問題は、[主観的部分]は、買い手の気持ち次第なので、
20世紀型の画一的な大量生産・大量消費モデルには合致しないかと思います。

ある人にとっては、高評価の[主観的部分]が、隣の別人には低評価で、
その逆もまたしかりなので、個別対応しか対策がないのかもしれません。

結論としては、単純に、昨夜の試合を通じて、
「何であの子から買うのだろう」と疑問を感じる場面に遭遇しましたので、
備忘録的に記載しました。
もちろん私自身についても、他の観客から見て
「何であの子から買うのだろう」と思われているかも知れませんが…

では、また。

9月22日(日)対スワローズ@神宮球場

もはや消化試合なので勝っても負けてもどちらでもいいのですが、
当初から雨予報なのであるから、早々に中止にしてもらいたいと思っていましたが、
中途半端に試合は開催され、挙句7回裏途中コールドという散々な結果となりました。

主力は試合に出ませんので、負け覚悟の試合とはいえ、
個人的には石川慎吾選手の追いつきながらライトフライを3ベースにする
緩い守備に怒り心頭です。
ゲレーロに2ランで2点リードしながら、当該緩い守備により1死3塁となり
青木の同点タイムリーで試合を振り出しに戻されたからです。
雨予報はわかっていたのだから、5回終了時点でリードすることが最低限であったはずです。
にもかかわらずシングル止まりにもせず3ベースにしてしまう守備センスの無さに、
以前から感じておりましたが、
代打はともかくスタメン起用は今後あり得ないと思わざるを得ませんでした。

石川選手の凡プレーを切っ掛けに、本来は無失点チェンジであったところが
4失点となり試合の趨勢が決まってしまいました。

4イニングを投げて8失点というのは、先発投手として桜井投手はあり得ない成績かと思います。
2桁勝利はあり得なくなりましたので、明日以降はファームでCSに向けて再調整してもらいたいものだと思いました。

雨対策でレインコートを試合当初から着用しての観戦でしたが、
不快感の募る一方でした、
明日は、雨予報ではないので、爽快感のある試合展開を期待したいものです。

では、また。

9月20日(金)対ベイスターズ@横浜スタジアム

9回終了で4時間超の試合でしたが、前回生観戦時の16日阪神戦と比して、
内容のある試合でした。

初回、坂本の先制2ランでリードを奪ったものの、
直後の1回裏に同点に追いつかれたときには、7点ビハインドを跳ねのけた、
前夜の勢いがまだ続いているのだろうと脅威を覚えましたが、
その後は復調した先発・山口が3回以降パーフェクト。
6回まで無失点に留めてくれましたので、楽に観戦できました。
同点に追いつかれた直後の2回表の亀井のタイムリーで楽になり、
3回表の大城ソロで更にゆったりとして、
6回表の重信ソロで3点差となり安心度が増し、
7回表の岡本タイムリー、阿部犠牲フライで5点差となり、
ほぼ勝利を確信しました。

7回裏にドタバタして2失点して3点差となりましたが、
9回表の坂本の今夜2本目となるソロ、岡本のソロの2発で、
試合の趨勢は決したかと思いました。

当ブログで再三指摘していますが、
ハマスタはビジター側でもベイファンが多くて、
全く盛り上がれません。
亀井のタイムリーでもシーンとしているので、
最初はファールなのかと誤認してしまいました。

もう少しビジターファンも許容する球場になってもらいたいものです。

今季ハマスタに行くことは今夜で最後かと思いますので、
来シーズン以降の改善に期待したいところです。

では、また。

9月16日(月)対タイガース@東京ドーム

9回終了の試合でしたが、3時間46分と長い試合でした。
試合時間の割に両チームとも5安打ずつでしたので、
四死球の影響(阪神8 巨人6)が大きかったのかも知れません。

再三の得点機があったので、試合を通じて1得点で終わるとは思いませんでした。

阪神側の決勝点となる2得点目も押し出し四球でしたので、
試合時間の長さの割に、スカッとしない地味な展開で、
いつの間にか終わっていた印象です。

7連戦の最終日なのでお疲れモードだったのかも知れません。
坂本も5回で交代していましたし、
他球場の経過で、DeNAが大量ビハインドということで、
マジック4は確実になっていたので、
無理に勝ちを狙わなかったようにも思えます。

下手に勝ってしまうとマジック3となり、
ナゴヤドームで胴上げの可能性も出てきてしまいます。

20日からのハマスタ直接対決で、勝利、即胴上げの方が、
個人的には盛り上がるかと思いますので、
本日の負けは止む無しかと思いました。

明日は休養して、今週中に決めてもらいたいものです。

では、また。

9月15日(日)対タイガース@東京ドーム

8回裏2死からゲレーロの逆転2ランで勝利するという痛快な試合でした。
復帰直後の菅野は調子が今一つのようで、4回で降板してしまいました。
4回表に前打席でタイムリーを放っている梅野を申告敬遠しますが、
先発・岩貞に代えて代打がレジェンドの鳥谷。
見納めかと思いましたので、しっかり見届けましたが、
まさか同点2点タイムリーを打たれるとは思いもよりませんでした。
今季のドーム阪神戦では、今はなきソラーテに初登場・勝ち越し2ランを献上したり、
延長で大山に勝ち越しタイムリーを献上したり等、
相手に花を持たせる記念試合的な試合を観戦することが多かったのですが、
今日も鳥谷に餞の一打を献上したのかと落胆しました。
とはいえ同点止まりなら影響なしと思いましたが、木浪にも勝ち越し打を浴びて
菅野は実質KOとなりました。

7回表には宮國が2死から糸原にタイムリーを浴びて2点差に。
阪神の救援陣を考えると苦しいかなと思いましたが、
7回裏に代打・石川慎吾がレフト壁面直撃の大きな一発を放ち1点差にまで追い上げ、
8回裏には、前日の広島戦に続いて、この試合も6回裏1死満塁で犠牲フライも打てずに三振していたゲレーロが、相手勝ちパターンのジョンソンから汚名返上となる逆転2ランを放ちます。
9回表はデラロサが3人で締めてゲームセット。
マジックは一つ減って5となりました。

本日は諸般の事情により、レフトスタンド寄りの内野前方ブロックで観戦していましたが、阪神得点シーンは周囲の阪神ファンが立ち上がり歌が歌い終わるまで座ってくれないので、視界が遮られ難儀しました。

外野席ではないのだから、内野の場合は着席していてもらいたいものです。

では、また。