首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

2年連続坂本メモリアルデーに泥を塗りかける田中豊樹

昨年は坂本の2000本安打達成試合に終盤での逆転を許し黒星化した田中豊樹投手でしたが、本日も坂本の400本2塁打達成試合に登板し、
2点リードの4回表にボール連発で先頭打者に四球、次打者の宮崎にフルカウントから2ベースを浴びて無死2、3塁。
1死も取れずに降板しました。

坂本選手に何か恨みでもあるのでしょうか。

後を受けた高木京介投手が同点に追いつかれてしまいますが、
5回まで投げ切り、直後の5回裏に1点リードを奪ったことで、
勝利投手になりました。

右投手には鍵谷投手も残っていたのだから、
勝ち試合には早めのイニングであっても田中豊は起用すべきではありません。
先日の阪神戦での桜井2イニング起用でマルテ2ラン被弾と同様に、
負けパ投手は負のオーラを放っていますので、
チームの良い流れを消失させてしまいます。

本日も田中豊を起用しなければ、3点リードで余裕の試合運びができたことでしょう。

巨人としては勝利し続けるしかない状態まで追い込まれていますので、
なるべく消耗を抑えるべく無駄に緊張を強いられる接戦の展開は
避けてもらいたいものです。

では、また。

異常から平常に近づいて連敗ストップとなった試合。

緊急事態宣言が解除されて、ドーム売店でも4月中旬以来でのアルコール販売が再開されました。
ノンアル販売は続いていましたが、やはり紛い物感は否めず、
釈然としない感を持ちながら球場観戦が続いていましたが、
ようやく本日において2019年レベルに近しい水準で試合観戦を楽しめました。

巨人は12安打を放っているのだから、普通の状態だったら、
一方的な楽勝展開になってもおかしくないところでしたが、
やはり5連敗中という異常なチーム状態であったことと、
いくらスガコバ・コンビとはいえ、全く役に立たない
8番捕手・小林の走者を置いた4度の好機での凡退により、
1点差の辛勝となりました。

小林以外の捕手であれば、普通に楽勝展開であったはずです。


打線が低調なのに、わざわざ8番、9番を自動アウトにするのは解せません。

6回裏に丸の2点タイムリー2ベースで2点差を追いつき、
なお無死2、3塁と、どう考えても勝ち越しのチャンスで空振り三振。

4回裏の2死2,3塁でもサードゴロ。

8回裏の無死2塁でも送りバントがフライになって送れず。

2回裏も走者を置いてショートゴロ。

勝ったからよかったものの、敗れていれば最大の戦犯だったかと思います。

明日以降は、小林スタメンは回避してもらいたいものです。

では、また。

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中田・途中交代でも流れ変わらず。2戦連続完封負けで5連敗。

3戦連続序盤KOのメルセデスが6回1失点でしたので、中5日にも慣れてきたのかも知れません。
失点は僅かに1点でしたが、打線がつながらず3安打で完封負け。
チームで12三振というのは中日の投手陣が良いとはいえ、
なんとも残念な結果です。

中田選手が途中交代となりましたが、明日にでも梶谷選手と入れ替えでしょうか。

9月一杯は我慢したけど度を越した不調だったかと思います。

明日からは緊急事態宣言も解除されますので、
巨人打線の緊縮事態も解除になってもらいたいものです。

では、また。

捕手・小林が攻守にブレーキで4連敗

小林に打撃は期待していないとはいえ、2回表1死1、3塁の絶好の先制機で、
バットに当てられず空振り三振というのは目を疑いました。
外角低めの変化球を引っ張りにかかるようなスイングを続けて空振り三振。
反対方向に打ち返そうという意識が全く見られませんでした。
次打者は投手の高橋ですので当然に凡退してチェンジ。
試合の流れをつかみ損ねました。

肝心の守りの方でも2度のパスボール。
最初は1死3塁で中日の先制点につながり、
2度目は6回裏に四球走者の進塁を許し、福留のタイムリーで4点差に、
実質試合終了となりました。

昨夜に8回裏に4失点した大城に代えてスタメン起用されたのかもしれませんが、
小林は抑え捕手専任でよいかと思います。

中5日で先発がリードされた状態で5回で降板すると、
負けパ継投陣が出てきますが、簡単に失点してゲームが中盤で決まってしまいます。

序盤、中盤でリードした状態にしないと、
ほぼ負けムードになってしまいますね。
坂本、岡本も8回の打席ではやる気のなさそうな雰囲気でした。

9月は酷い戦績でしたが、明日で9月も終わりますので、
有終の美を飾ってもらいたいものです。

では、また。

3試合連続無得点の中日相手に同点の8回裏に4失点で3連敗 首位と5ゲーム差に

神宮のヤクルト3連戦で1点も取れなかった中日打線に1イニング4得点も献上するというのは、どこまで気前がいいのでしょうか。
投手の問題なのか、捕手・大城のリードに問題があるのかわかりませんが、
非常に痛い失点でした。

この試合、5番・亀井が大活躍。
同点の契機となる先頭打者での2ベースと、最終回に中日・抑えのRマル投手から2点目となるタイムリーを放ちました。

2番・松原が猛打賞+四球で4打席全て出塁しましたが、
頼りの3番・坂本が併殺打を含む4タコで好機を広げられませんでした。

先週は6試合中2試合で完封負けを喫していますので、
2得点できただけでもマシな方だったと考えるほかはありません。

好投手相手だと素直に負ける傾向にありますので、
今夜の敗戦は織り込み済みということかと思います。

明日は連敗ストップを果たしてもらいたいものです。

では、また。

「3連覇」よりも「日本一」を目指すための副作用(?)中盤までの8四球で自滅した試合。

本日の試合は阪神と試合したというよりもどこのチームであっても同じことで、
四球連発で勝手に苦しくなり、野手も観客もうんざり気分に陥らせた挙句、
ノーヒットで満塁に走者を溜めた場面で、
糸井にこの回唯一のヒットを許して走者一掃3失点で自壊したということかと思います。

試合を通じてヒットは阪神が4なのに対して、巨人は7ですので、
打てずに負けたというよりは、
山口、戸根、鍵谷の自壊作用により敗れたという印象です。

2試合連続完封負けなら怒り心頭に達するところでしたが、
松原のソロHRで完封負けは免れ、
8回裏には、阪神の勝ちパターン継投の一人、
岩崎投手から2点を奪いましたので、スタンドは大いに盛り上がりました。

岡本申告敬遠の直後の2死1,2塁で、北村に代打・中田の選択は、
ただの「勝利」ではなくて、「劇的な勝利」を目指しての起用かと思われましたが、
ギャンブルは不発に終わり、1点差が及ばず、得意なはずの本拠地・東京ドームで
まさかの連敗。1勝もできずに今回のカードを終えてしまいました。

ナイターでヤクルトが大勝したため本日時点では自力優勝が消滅。
(28日に復活の可能性あり)

球界の盟主として自チームの優勝を目指す傍らで、
球界の宝でもある中田選手の復調・戦力化を図るという
2つの課題を同時並行的に挑戦しているため、
チーム状態が中毒作用を生じているようにも思われます。

原監督の意図としては、
「3連覇はしなくてもいい」けれど「日本一にはなりたい」ということなのでしょうか。昨年、一昨年とリーグ優勝は果たしているものの日本シリーズで敗れているため、
日本一が最優先課題で、CS突破すればリーグ優勝するか否かは問題ではない
という感覚なのではないでしょうか。

だとすると実質的に3位以上が確定している現状において無理に優勝を目指す必要はなく、2か月後の日本シリーズに向けて昨年のパリーグ打点王の中田選手の復調・戦力化が最優先事項になっているように思われます。

来週以降も先発陣5人の中5日起用は続くとのことですが、
こちらも日本シリーズ突破を目標にしているだとすれば合点が行きます。
短期決戦では先発枠は最大で5人。中4日、中5日での運用がされるでしょうから、
レギュラーシーズンを使っての短期決戦仕様の練習をしているのかも知れません。
その際に早々に優勝が決まって消化試合では練習にならないでしょうから、
三つ巴の構図を作り出し、優勝決定をシーズン最終盤までもつれ込ませるようにしている可能性もあります。
9月頭の阪神3連戦で原監督は余りに阪神が脆いので、普通にやったら3タテして早々に優勝が決定してしまうと考え、初戦は無理に戸郷を引っ張り、二戦目は大山にサヨナラHRを献上し、三戦目は早々に坂本を交代させました。
中5日の投手起用も9月頭から始まっていますので、ポストシーズン対策を9月から10月下旬までのレギュラーシーズンを通じて行う意図なのかも知れません。

週明けの火曜からは中日、DeNAと巨人以上に酷い連敗が続いているチームとの対戦が続きますので、再来週の神宮・ヤクルト戦に向けてなんとかチームバランスを立て直してもらいたいものです。

では、また。

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菅野がポストシーズンで使えることが判明した試合。

先発・菅野は6回まで被安打2の無失点。7回に糸原にソロを浴びて先制を許すと、
8回表に投手の高橋遥人にヒットを許しそこからの連打で3点目を失い降板。
試合はそのままで終了しました。

相手投手の高橋遥人投手が巨人打線は苦手のようです。
先日の広島・床田投手と同様に完封勝利を献上しました。

野投手は敗戦投手となりましたが、打線が通常モードであったのであれば、
十分に勝利投手になっていたかと思います。

今シーズン前半の抹消、再登録を繰り返していた頃は、
不安定な投球で長く投げられない感じでしたが、
本日の投球は8回途中まででしたので良かったかと思います。

ポストシーズンでの投手陣の柱の一つとして計算が立ちそうです。

梶谷選手が2軍戦で復帰して好調な成績のようです。
松原選手は昨夜、本日と見逃し三振が目につきますので、
梶谷選手と入れ替えてリフレッシュしてもらってはどうかと思いました。

では、また。