首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

移動日ゲームのためか打線のエンジン始動が遅く終盤の追い上げ空しく惜敗 連勝ストップ

個人的には、7回表、2点を返して、なお1死1、3塁。
カウント3-0から打ちに出て併殺チェンジに倒れた重信の打席が勝敗を分けたかと思いました。
3点ビハインドなのだから走者を溜めることが第一。
四球で塁に出て満塁で次打者の代打・ウィーラーに任せることが
重信に期待された役割かと思いますが、今一つ野球脳が足りないのか、
2軍に落とされた石川慎吾と同様に、「俺が、俺が」意識が全面に出すぎて、最悪の併殺打
チームの勝利よりも自分のアピールを優先したことが、真逆の効果を生んだかと思います。

パーラが戻ってきたら入れ替わり候補の筆頭ですね。

山本、重信、若林、田中俊太のドングリーズは、
坂本や丸、岡本の主力級ではなくて、あくまでも脇役級なのであるから、
走力の増田や、俊足・強肩の松原のように、ピンポイントでの売りがないと、
存在意義がないです。

5点差になって負けも止む無しと思っていたので、
終盤に追い上げて思いの外、面白い試合になりましたが、
4連戦で2勝できればノーダメージですので、
明日からは序盤から打線の活性化を期待したいところです。

では、また。

今季最多13得点を2回裏で達成!主力は序盤で交代するワンサイドゲームで5連勝!!

結果だけを見るとラミレス監督の奇襲作戦は大きく裏目に出ました。
シーズン中では最多でも30球台のパットンが先発したことで53球を投げて9失点。
後を継いだ武藤も更に4失点して、実質2回裏で試合終了。

初戦、2戦目は試合になっていましたが、
3戦目は勝負が見えてしまいましたので、
接戦になっている阪神ーヤクルト戦にチャンネルを切り替えながら見ていました。
1点リードした7回裏2死2、3塁で、マクガフが走者のいない1塁に牽制を投げて
誰も捕球できずボールがファールグラウンドを転々とする間に2走者が還り
逆転されるというトンデモプレーを見てショックを受けました。

ラミレス監督のパットン起用もそうですが、高津監督の投手起用も結構不可解です。

明日からは単独2位となった阪神との直接対決4連戦です。
台風の影響で、日曜か月曜の試合は中止もあるかもしれないですね。
13連戦中なので一息つけるのは良いかと思います。

では、また。

サンチェス6回1失点 5投手の無失点継投で4連勝!貯金16 2位と7.5差へ!

久しぶりの登板のサンチェスでした。
思えば今季初の現地観戦の先発予定はサンチェスでしたが、試合前に急遽、澤村に代わっていましたので生でサンチェスを観たのは初めてです。
初回は4人の打者全てにフルカウントになっていましたので、球数が嵩んでどこまで行けるのか不安になりましたが、2回は併殺打もあり球数が少なく済み、
結果的に被安打1。4回の先頭打者・柴田に打たれた2ベースのみ。
佐野のセカンドゴロの間に生還を許した失点も1のみとナイスピッチングでした。

7回は1死後、高梨が細川にライトフェンス最上部で跳ね返る2ベースを打たれた後、大竹にスイッチ。
代打・宮崎にライト前ヒット性の当たりを打たれますが、吉川尚の好守備で2アウト。
代打・乙坂が告げられたところで、大江にスイッチ。三振に仕留めてピンチを免れます。
当然に8回・中川、9回・デラロサかと思いきや、8回も大江が続投。
試合後の原監督コメントでも「欲張ってしまった」と反省コメントが聞かれましたが、
1死後、四球、死球で1、2塁のピンチを迎えます。
昨夜も8回に追いつかれましたが、またしても同じ展開かと思いきや、
満を持して登板の中川がソトを三振、昨夜の雪辱で佐野も三振に仕留めて、
この試合最大の山場を乗り切ります。

9回はデラロサが三人で仕留めてゲームセット。
1勝で十分だったカードを連勝することができました。

打つ方では2回裏に打者9人を送る攻撃で3得点。
丸のソロHR。昨夜サヨナラヒットで波に乗る吉川尚のタイムリー3ベース。
炭谷の野選を誘うファーストゴロと効果的に得点を重ね、
その後、追加点のチャンスもありましたが、試合を通じては3点止まりでした。

7回裏の吉川大の2盗失敗が痛かったかと思います。

昨夜までの松原ではなく、重信が2番・ライトでスタメン起用されましたが、
今一つな印象でした。
基本は松原で、リフレッシュ時に重信等が起用される感じなのでしょうか。
パーラが戻ってきたらまた変わるとは思いますが。

阪神も延長の末、敗れたため2位と7.5差となりました。

明日も巨人が勝って、阪神が敗れるとリーグの貯金は巨人が独占という状態になります。明日の田口もチームの連勝の波に乗ってもらいたいものですね。

では、また。

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「川上哲治生誕100年記念試合」でサヨナラ勝利!今季最多貯金15に!!

劇的なサヨナラ勝利の試合となりましたが、原監督の判断の素晴らしさに改めて感服した試合でした。

一昨日の中日戦からウィーラーがブレーキになっていると感じていました。
丸が4安打で出塁しても2度併殺でチャンスを潰し、増田が代走で出ても内野ゴロで
2塁封殺で増田がアウトとなり代走の意味を消してしまっていたからです。

今夜の試合も、2打席連続空振り三振の後、3打席目も併殺打
全く機能していません。
個人的には、中島とスタメンを代わるべきと考えていました。

同点で迎えた9回裏の攻撃も、先頭の丸が2塁強襲ヒットで出塁。
代走・増田がコールされ、一昨日と同じ場面です。
代打を出すか、増田が盗塁するまで打つなのサインでも出すのかと思いきや、
初球から打ちに行ってマウンドに当たるゴロで抜けるセンター前ヒット。
無死1、3塁でサヨナラ機を作り出します。
外野まで打球が飛ばず、最近は三振かゴロばかりですので、打球コースが悪ければ、
またも併殺打でチャンスを潰すところでした。

過去、併殺打が多かったから、今度も併殺打だろうと考えるのではなく、
逆に今度は併殺にはならないだろうとポジティブに考えているとしか思えません。
その強気な判断が絶好機を作り出したと考えると流石の判断だと唸らざるを得ません。

次打者・大城が申告敬遠で無死満塁となり、吉川尚が打席に入ります。
こちらも普通に考えると、右の代打で中島か北村かと思うのですが、
中島はネクストサークルには入っていたものの、吉川尚をそのまま打席に送り、
2球ファールで2ストライクまで追い込まれましたが、5球目を前進守備のセカンド脇を抜けるプロ初のサヨナラヒットを放ち試合を決着させました。

ウィーラーの打席も、吉川尚の打席も小手先の最適解ではなくて、
選手の今後の活躍の伸びしろも見込んだ
長期的で視野の広い判断だと思いました。

試合後の勝利監督インタビューで、
「彼は足が速いし、当ててくれさえすればなにか起きるというところですね。ベンチの意図もわかって、しっかりコンタクトできましたね」
と語っていましたが、
一昨日の中日戦の初回1死満塁で、バットにかすりもせず三球三振に終わった若林とを比較すると、相手が右先発投手時のセカンドスタメン争いについては終止符を打っても良いのではないかと思いました。

全員が背番号16を背負った「川上哲治生誕100年記念試合」を無事に勝ててよかったです。

これで2位DeNAとは6.5差と思っていたら、ゲーム差なしで順位入れ替わりで、
2位は阪神となっていたんですね。

カード頭を取りましたので、明日、明後日は比較的、リラックスして試合に臨めるかと思います。

では、また。

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最後はデラロサ劇場 負けていたらショックの大きい試合を寸前で勝ち切る!

初回にヒット5本が出て3点を先制して、なお1死満塁。
イムリーが出て5点差とすれば、ほぼ勝利確定というところでしたが、
昨年からの悪いジンクスが払拭しきれず、
満塁での若林は、やはりバットにボールがかすりもせずに三球三振。
次打者が先発・直江でしたので追加点は奪えず、絶好の満塁機を活かすことができませんでした。

この時点では、中日・勝野の攻略は容易そうに思えたので、
ワンサイドで勝てそうな予感が漂いました。

実際、2回、3回、6回は、丸がこの日4安打ということもあり、
先頭打者がヒットで出塁したのですが、この日は打順が6番に下がったウィーラーが大ブレーキ。2度の併殺打で無死1塁が、いずれも2死無走者となり、
追加点が取れそうで取れずじまいに終わりました。

一方、先発・直江は、序盤3回はパーフェクト投球でしたが、
2巡目の4回表に1点を失い、2死満塁として大江にスイッチ。
京田を三振に仕留めて2点リードを保ちます。

5回は桜井が登板しますが、先頭打者の遊ゴロを坂本がグラブで弾いてエラー出塁を許し、平田の若林のグラブを弾くタイムリーで更に1点を失い、1点リードにまで迫られます。

6回・高梨、7回・大竹、8回・中川と勝ちパターン投手陣を起用して、
1点リードを保ち無失点継投を続け、最後は締めのデラロサがマウンドに登りました。

先頭の阿部を見逃し三振に仕留めて、次打者以降は、堂上、加藤、遠藤と、
ほぼ一発がなさそうな打者なので無事に試合終了かなと高を括っていたところ、
まさかの連続四球後のデッドボールで1死満塁。
大島、平田と続く上位打線につながってしまいました。

同点は覚悟、ひっくり返される可能性も相当程度は覚悟しましたが、
大島の初球打ちはショートゴロ併殺打
九死に一生を得るような気分になり安堵しました。

大惨事に至らずに済みましたが、
個人的には何故、吉川尚ではなくて若林をスタメン起用したのかが疑問です。
前日のロドリゲス攻略の2回のヒットを評価してのことでしょうか。
先発が左ならともかく、右投手の場合には原則として吉川尚を起用すべきと思います。
若林は外野も守れるので終盤の守備固め等のユーティリティプレーヤーとして起用すべきで、スタメン起用するタイプではないように思われます。
加えて、満塁で打てないというジンクスがありますので、
初回に1、2点加えていれば、中日も1点ビハインドでも祖父江、福という勝ちパターン継投を起用することもなかったでしょう。
そうなれば7、8回での追加点も期待でき、デラロサ劇場を出来することもなかったのではないでしょうか。

火曜からの2位DeNAとの直接対決ではセカンド吉川尚の起用を期待したいところです。

では、また。

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今村7回126球1失点!打線は12得点で大勝!4週間ぶりの週末勝利!!

苦手なロドリゲス投手相手で厳しい戦いが予想されましたが、
3度目の正直で早々に2回裏打者一巡5得点で攻略。
想定外のワンサイド大勝となりました。

ポイントは1死満塁で迎えた打者・今村の場面でしょうか。
個人的には併殺チェンジは最悪なので振らずに立っていればいいという考えでしたが、
初球から振りに行って、前進守備の三遊間を抜く同点タイムリー!
続く先頭打者の坂本のセンター前の打球を大島が後逸して走者一掃となり4点目が入ったところで、ほぼ試合が決まったかなと思いました。

今村に強攻策を取らせるところは予想の斜め上を行く
原監督の読みの凄いところです。大変恐れ入りました。
批判を恐れず、攻めの姿勢を貫いたところが想像以上の結果につながったかと思います。

苦手のロドリゲスは4回で降板し、
その後は中日の中継ぎ投手3人全員から7点を挙げて、
主力選手は終盤には中日側も含めてほぼ誰もいなくなり、
ファームの試合のような感じになりましたが、
4週間ぶりに週末土曜日に勝利試合となってよかったです。

8月は平日は勝利するが、土日は敗戦でしたので、
久しぶりに気分よく日曜日を迎えられそうです。

明日の直江投手にも好投を期待したいところです。

では、また。

3点リードから、まさかの中盤以降での逆転負け…先頭打者への不用意な四死球から自滅

先発・田口は、被安打5でしたが、四死球が7でしたので、内容的には今一つ。
5回まで無失点だったのは3連敗中の中日打線の不振ぶりのお陰だったのかもしれません。
勝ち投手の権利をつかんでマウンドに上った6回に、先頭の高橋周平に死球を与え、
阿部に2ベースを浴びて無死2、3塁。1、2点まではOKというところでしたが、
代打の今季ノーヒットの堂上にフェンス直撃2ベースを浴びたところが計算外でした。
その後、大島にもヒット性の2ゴロを打たれて3失点。
リードを全て掃き出してしまいました。

7回は、鍵谷でしたが、こちらも先頭のアルモンテに四球を与えて苦しくなり、
高橋周平にも四球。
阿部に2打席連続となる右中間方向への2ベースを浴びて2失点。
この2点を最後まで追いつけないまま終わってしまいました。

同点ならホームゲームなので有利と思われましたが、
終盤に至っての2点ビハインドはキツイです。

8回には1死満塁の絶好の得点機を迎えましたが、
代打・岸田が最悪の併殺打で無得点に終わった場面も残念でした。

この3連戦中、一度でも中日は敗れると自力優勝が消滅するそうです。

危機感のある中日に対して、中継ぎ負担軽減のために先発・田口を引っ張る余裕があった巨人との姿勢の違いが結果に表れたかと思いました。

明日は今村投手ですが、危機感という点では、
先発投手としての選手生命が懸かっている今村投手は中日以上でしょうから、
その危機感をバネにした好投を期待したいところです。

では、また。