首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

展開は地味だったが、中身の濃いドロー。ビエイラ球団新記録達成!

打席で粘りがあった打者は中島。10球粘って四球をもぎ取り、
この日3番に入った吉川尚、岡本と共に満塁で一打同点/逆転機を作りだしましたが、
大城の反対方向へのヒットでようやく1点差を追いついた6回表2死満塁の
勝ち越しチャンスで、この日8番に降格のウィーラーは、
初球の外角低めの変化球に手を出してボテボテの投ゴロ。
またしてもチームの勝機を逸するバッティング。
前半戦とはうって変わって、チーム沈滞の立役者となっています。

その前の2打席もフルカウントまでもっていくも
見逃せばボールの球を振って連続三振。
気持ちが空回りしている感じです。何とかならないものでしょうか。

先発・戸郷は2回先頭のビシエドに一発を浴びて早々に失点。
しかしその後は8回まで投げ切って被安打2ですから、
素晴らしいピッチング。
その戸郷の好投に勝ちをつける絶好のチャンスを、
簡単にボール球に手を出して潰してしまうウィーラーは、
陽気なのかも知れませんが、試合展開にも無感覚なのではないかと
疑いを持ってしまいます。

もう少し冷静に、頭を冷やしてもらいたいと思いました。

では、また。

併殺王ウィーラーの3番起用により岡本32号がソロで終わった試合。

丸を1番、ウィーラー3番に据える新打順を組んで左の大野対策を図ったようですが、
裏目に出ました。
この試合唯一のチャンスであった4回表に先頭の坂本がヒット出塁するも、
ウィーラーがフルカウントまで持っていきながら四球を選ばずに強攻して
ショートゴロ併殺打
直後の岡本がライトスタンドへの32号HRを放ったので、
四球出塁していれば3ランで1点差となったところでした。

無理に打とうとするからゴロになる。
いっそ空振りしてくれた方が2ランになってよかったです。

シーズン前半はチームに大貢献してくれたウィーラーですが、
相手チームも研究しているのだから、
打撃スタイルを考え直してくれないと後半戦以降は大ブレーキです。

過剰に左投手対策で毎回変な打順を組んでいますが、
余り成功した例は少ないのではないでしょうか。

見ている方も落ち着きませんので、
廣岡のスタメン起用は今夜限りとしてもらいたいものです。

先発・山口が2回で降板しましたので、
来週の水、木のヤクルト戦に廻るのかも知れません。
戸根投手の3イニング無失点は良かったと思いました。

では、また。

リハビリ&接待目的で戦略的に白星献上した試合。

5回裏1死満塁で岡本の打席までは試合の緊張感が持続しましたが、
昨夜の勝利の立役者が今夜はブレーキとなってしまいました。
九里投手は3連続四球で制球が定まらない感じでしたので、
外野フライが狙える高めのボールまで待っていても良いように思えましたが、
低めを打って2ゴロ併殺チェンジ。
同点/逆転機を逸したことで直後の6回表の菊池2ランで実質試合終了となりました。

もとより先発・菅野のリハビリ目的、この試合の勝敗以前に、今シーズンの残り試合に投げられるか否かを検証する目的の方が優先された登板だったかと思います。
初回の立ち上がりで硬さが抜けないところで2被弾で3失点となりましたが、
4回以降はテンポがよくなり、来週以降も投げられそうな目途が立った6回2アウトまで至ったところでの余計な菊池の一発でした。

前夜が先発が早々に降板したため勝ちパターン中継ぎ陣をフル動員した関係上、
左のクラッシャー戸根と右のクラッシャー桜井とで残り3イニングを投げ切り試合を成立させましたが、それぞれに3ランを献上するというサービスぶり。

明日から地元ズムスタ阪神を迎える関係上、
広島打線に勢いを付けてもらうという忖度だったかと思います。
阪神勝ち越しを目指してもらいたいものです。

巨人は敵地で中日戦ですが、前カードの3タテの再現は難しいにしても、
勝ち越しは達成してもらいたいですね。

では、また。

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大興奮!!8回裏、4番・岡本決勝2ラン!!連勝で阪神とゲーム差1に!

サンチェス投手を起用しない理由は何があるのでしょうか。外国人枠の関係なのでしょうか。
デラロサ、ビエイラ、ウィーラーの3人は外せないにしても、先発外国人なら同時にベンチ入りするわけではないのだから不可解です。
今夜の投球を見た限りでは、玉村投手>>>直江投手という印象です。
直江投手にはチームの順位が確定した後に先発登板してもらいたいと思いました。
優勝争いをする最中に投げる投手の水準に達していないように思われます。
来週からは先発サンチェスとするべきかと思います。

2回1死で先発降板したため中継ぎ陣がその後無失点継投。
(先週のヤクルト戦での直江先発時と同じですね)
同点で終盤まで迎えれば、ホームゲームなので有利かと思いましたが、
3回裏に同点に追いついて以降は、ノーヒットという展開。
8回裏に1死後、丸がヒットで出塁すると、4番・岡本がコルニエルの初球を振り抜いてレフトスタンドへの勝ち越し2ラン!!
9回はビエイラが2死後に四球を一つ出すも、代打・長野を松原の好守備もありライトライナーに仕留めてゲームセット。

DeNAが牧のサイクルヒットもあり2桁得点で阪神に勝ったためゲーム差は再び1に接近しました。

今夜も対左投手対策の打順でしたが、普段スタメンでないメンバーは本当にパッとしません。
相手投手の左右関係なく、松原、吉川尚の方が期待値が高いです。
明日は右の九里投手相手ですので、本来のスタメンが組めそうで安心です。

今季ドームで九里投手相手には打線が苦戦していますので、
明日は奮起して、久々登板の菅野投手を援護してもらいたいものです。

では、また。

坂本ソロ、大城連発!意外とあっさり味だったカープ打線相手に1失点で勝利!!

緊急事態宣言が当初は21日まででしたのでDeNA戦までは6千人規模でしたが、
本日の広島戦からは販売規模が多かったため外野席もほぼ埋まり、
内野席のコンコースも一昨年に戻ったかと錯覚するほど試合開始前は混雑していました。座席も格子状に1席ずつ空いていますが、割と最近にはない程度に密な感覚でした。

森下とメルセデスの好投手が先発でしたので、試合展開が早く2時間少々で終わるのかなと思いましたが、2時間37分で終わりました。

巨人の得点は坂本ソロHR,大城の2打席連続ソロHRの3点のみ。
広島の得点は1死満塁からの併殺崩れの間の1点のみでした。

現在最下位に沈むカープということもあるのか、
3連覇時代のカープと違い、攻撃があっさり味という印象でした。

菊池とか西川とか手を焼く打者というイメージでしたが、
最近は不調なためか、あっさりアウトになってくれて助かりました。

最終回のビエイラは、鈴木、松山に連続四球で無死1,2塁のピンチを作ってしまい、
3連覇時代のカープであれば当然に同点、逆転という展開でしたが、
その後は三者凡退に仕留めて事なきを得ました。

阪神DeNA相手に大勝したようです。
引き離されないためにも、明日、明後日を着実に勝っていきたいところです。

では、また。

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流れを変える中田の2ランで3点差を終盤に追いつき価値あるドロー

ワッショイ打線どころかお通夜打線の観を呈していましたが、
6回まで2安打に抑えられていた相手先発・今永に対して、岡本が2ベースで出塁。
得点圏に走者を置いて、5番でスタメン起用の中田が初球を叩いてバルコニー席にまで飛び込む追撃2ラン!1点差にまで追い上げます。
続く不振続きのウィーラーが、やはり初球を叩いて、これまたバルコニー席まで届く大きな一撃の同点ソロ!終盤で試合を振り出しに戻します。
松原の好守備もあって、負けはなくなり9回裏に。

3番・丸からの打順でサヨナラがあるかと期待しましたが、
三者凡退に抑えられてゲームセット。

勝てはしませんでしたが、普通には負け試合を引分けましたので、
上位チームにとっては勝ちに等しい引き分けだったかと思います。

この3連戦でソト選手を中心としてベイ打線に調子を回復させてあげましたので、
火曜からの阪神3連戦で存分に力を発揮してもらいたいものです。

左投手の今永対策で普段はスタメン起用ではない選手がスタメン起用されましたが、
今一つでした。
余り覇気がないように感じました。
一方で途中出場でしたが、普段はスタメン起用の松原選手は活気がありました。
相手投手に関わらず覇気のある選手をスタメン起用すべきかと思いました。

たらればですが、6回に出し惜しみせずに覇気のある投手を起用していれば、
逆転勝利だったかなとも思います。

来月下旬以降はラストスパートで出し惜しみのない起用を期待したいところです。

では、また。

巨人・中田初登場するも奇襲継投が失敗して流れを失い連日の大敗となった試合。

この試合はほぼ6回裏と7回表に集約できるかと思います。
亀井のこの日3安打猛打賞となる同点タイムリーで追いついてなお、1死1,2塁。
大城に代えて、巨人選手として初打席となる中田。
貫禄十分でストレートの四球で満塁。
不振でスタメン落ちしていたウィーラーが代打起用されましたが、
ピッチャー強襲して弾んだ打球が2塁近くに飛ぶという不運な併殺打
勝ち越しの絶好機が一瞬で萎みました。
外野フライでも勝ち越しの場面でしたが、最近のウィーラーは外野にボールが飛びません。試合に出場する度に併殺打を打つというのはお祓いが必要ではないでしょうか。

7回表にも先発戸郷はマウンドに登りますが、無死1,2塁のピンチ。
送りバント空振りで飛び出したソトを三遊間でアウトに仕留めて、1死1塁にしたものの2ベースを打たれて1死2,3塁。送りバント成功と同じ状態になってしまいます。
次打者・柴田に対して2ストライクまで追い込んだところで、まさかの継投。
大江にスイッチしますが、初球をセンターフライを打ち上げられて勝ち越しを許し、
次打者・山本も追い込みながらも四球。
鍵谷にスイッチしますが、代打・牧を早めに追い込みながら結局3ラン被弾で、実質試合終了。
その後も3連打を浴びて1死もとれずに桜井と交代。

火曜日のヤクルト戦1イニング9失点の試合でも鍵谷、大江は打者3人に対して1死も取れずに降板していますので、同じような展開。
鍵谷、大江投手もお祓いを受けた方がいいと思いました。

7回裏以降は、昨夜と同様に見切りがついたのか淡泊な攻撃。
唯一、岡本の30号ソロと、中田のセンターフライが見所でした。

中田の打席が終わると規制退場を回避するためか出口に向かう観客が多数。
試合結果が見えていても、中田の打席は見たいという人が多かったものと推察されます。
スマホで他球場の経過を追っていて阪神が負けそうな雰囲気でしたので、
余り実害はありませんでしたが、
巨人には3タテされてくれるのに阪神には連勝してくれるという
中日さんのアシストぶりが有り難いです。

カード勝ち越しまで献上して、今季これまでのお礼には十分でしょうから、
明日こそは本気で勝利してもらいたいものです。

では、また。

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