首都圏5球場巨人戦観戦記

東京ドームを中心に現地観戦を通じて、見て聞いて感じたことを気ままに綴ります。

下位打線の決定力が勝負を分けてM38点灯!菅野は開幕11連勝!!

決して調子が良いとはいえないし、お立ち台でも「体調がよくなかった」とコメントしていた菅野でしたが、6回を投げ終えた直後にチームが逆転してくれたため開幕11連勝となりました。

序盤から中盤に掛けて押していたのは阪神だったと思います。
特に4回表のサンズ2ベース後の大山振り逃げで1死1、3塁となった場面では
失点を覚悟しましたが、6番ボーア以降が決めきれず無得点に終わったことが、
流れを徐々に巨人側に引き寄せたことにつながったかと思います。

近本にはソロHR2発含む3安打と散々に打たれましたが、
打線のつながりを欠いた阪神に対して、
2回裏は、丸・中島連打からの8番吉川尚のタイムリー。
4回裏は、先頭・岡本2ベースからの丸タイムリー。
特筆すべきは6回裏の攻撃で、
先頭の松原2ベース。亀井ヒットで無死1、3塁。
岡本タイムリーで3点目同点。
続く丸もヒットで無死満塁として、相手先発・高橋遥人をノックアウト。
岩貞にスイッチ後、中島は三振しますが、7番大城が2点タイムリーヒットで勝ち越し、この試合初めてリードを奪います。

残り3イニングで阪神打線と巨人の勝ちパターン中継ぎ陣を考えると、
ほぼ勝利したように思いましたが、
7回表に高梨が無死1、2塁のピンチを作ってしまいます。
2番・梅野が送りバントと見せかけてバスターによるヒットエンドランという奇襲をかけてきますが、空振りとなり三塁で二走の小幡がタッチアウト。
同点機を自爆して潰してしまいます。
普通に送って1死2、3塁となれば試合はわからず、
巨人側は坂本、岡本という飛車角をベンチに下げていましたので、
同点に追いつかれていれば巨人側も不利だったと思いますが、
不可解な采配で助かりました。

8回裏は3点差となる貴重な追加点を7番・大城があげて、
9回表にはデラロサが登板。
1死1、2塁の場面で好調な近本にセンター前に抜けそうなヒット性の当たりを打たれますが、吉川尚の好捕により2塁で封殺。2死1、3塁として、
前の打席での失敗を引きづったのか梅野を見逃し三振に仕留めてゲームセット。

中盤以降の逆転劇で2位阪神を突き放しゲーム差を10.5として、
優勝マジック38を点灯させました。

個人的には6回表の4連打が痛快でした。
松原の2ベースにリクエストがありましたが、
判定がひっくり返らなかったことで、高橋遥人もガックリきたのかも知れません。
亀井、岡本、丸とヒットが続き、同点となり菅野の負けが消えたことで、
球場の雰囲気も変わったように思いました。

では、また。

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